労務のおすすめ資格15選の合格までの勉強時間の目安

Study-time-required-to-pass-the-qualification-recommended-for-labor-affairs 資格

本ページにはプロモーションが含まれています

労務の資格取得を検討している方はこんな悩みはありませんか?

✔ 労務部門におすすめの資格が知りたい
✔ どの位勉強すれば合格できるか知りたい
✔ 速攻でスキル習得できる資格が知りたい

そこで本記事は、労務のおすすめ資格15選の勉強時間について紹介します。

記事を読むメリットは次のとおりです。

〇 労務で働く方におすすめ資格がわかる
〇 各資格の合格までの勉強時間がわかる
〇 短期間で取得可能な資格がわかる

具体的には、公式HPや資格講座の情報をもとに労務のおすすめ資格の標準的な勉強時間を解説!

労務のおすすめ資格を探す方は、ぜひ参考にしてみてください。

労務の資格の勉強時間一覧

本記事で紹介する「労務のおすすめ資格15選」の合格までの標準的な勉強時間は次のとおりです。

一覧の見方

✔ 複数の級・種がある資格
 └級・種ごとに勉強時間・学習期間を記載
✔ 講習の受講で取得できる資格
 └既定の講習時間を記載

労務のおすすめ資格
(五十音順)
勉強時間
(単位:h)
学習期間
(1日1h勉強した場合)
衛生管理者一種:100
二種:60
一種:4~6か月
二種:~2か月
個人情報保護士10~50~2か月
社会保険労務士500~1,0001年4か月~2年8か月
人事総務検定1級:15~45
2級:講習
3級:講習
1級:~2か月
2級:2.5h×4回
3級:2.5h×2回
人事総務検定
(給与計算技能)
1級:15~22.5
2級:講習
3級:講習
1級:~1か月
2級:2.5h×2回
3級:2.5h×1回
日商簿記検定1級:400~800
2級:100~250
3級:50~100
1級:
2級:4~9か月
3級:2~4か月
年金アドバイザー2級:50~100
3級:30~60
2級:2~5か月
3級:1~2か月
ハラスメント
アドバイザー
7~21~1か月
ビジネス実務法務検定1級:200~250
2級:60~100
3級:40~60
1級:7~9か月
2級:2~4か月
3級:2~3か月
マイナンバー実務検定1級:10~30
2級:10~20
3級:~10
1級:~1か月
2級:~1か月
3級:~1か月
メンタルヘルス・
マネジメント検定
Ⅰ種:100~120
Ⅱ種:30~50
Ⅲ種:10~20
Ⅰ種:3~6か月
Ⅱ種:1~2か月
Ⅲ種:~1か月
労働時間適正管理者検定講習2.5h×1回
労働法務士45~652~3か月
ITパスポート60~1802~6か月
MOS30~1321~5か月

上記は、各資格の公式HPや資格講座などの情報をもとに、独自に集計・推察したものです。

さわ
さわ

あくまで学習計画を立てる際の目安としてご参照ください。

以下、労務のおすすめ資格15選の勉強時間につき個別に解説していきます。

労務の資格ごとの勉強時間

以下、労務のおすすめ資格15選の勉強時間につきカテゴリー別(国家・公的・民間)に解説します

労務におすすめの国家資格

国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力・知識が判定される資格です。

本記事では、企業の労務部門で働く方におすすめの国家資格を3つ取り上げます。

衛生管理者

労務におすすめの国家資格1つ目は、衛生管理者です。

衛生管理者の合格までの標準的な勉強時間は次のとおり。

衛生管理者の標準的な勉強時間
第一種:100時間
第二種:60時間

上記は、資格講座で有名な以下2校の公式HP上の情報を参考にしています。

資格の学校がうたう社労士の勉強時間
・アガルート
 第一種:100時間
 第二種:60時間
・ユーキャン
 第一種:100時間
 第二種:1~2か月(時間の記載なし)

衛生管理者の試験科目と照らし合わせると1科目あたり20時間程を想定していると考えられます。

参考に、衛生管理者「第一種」「第二種」の試験科目はそれぞれ次のとおり。

衛生管理者第一種の
試験科目
出題数配点
労働衛生(有害業務に係るもの)10問80点
労働衛生(有害業務に係る以外のもの)7問70点
関係法令(有害業務に係るもの)10問80点
関係法令(有害業務に係る以外のもの)7問70点
労働生理10問100点
合計44問400点
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会HP
衛生管理者第二種の
試験科目
出題数配点
労働衛生(有害業務に係るものを除く)10問100点
関係法令(有害業務に係るものを除く)10問100点
労働生理10問100点
合計30問300点
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会HP

衛生管理者第一種は、労働衛生(2科目)・関係法令(2科目)・労働生理の計5科目から出題。

1科目20時間×5科目なので、合格までの勉強時間の目安は100時間です。

一方で、衛生管理者第二種は、第一種の試験科目から有害業務に係るものを除いた計3科目。

第一種より2科目減る分、20時間×3科目=60時間となります。

なお、衛生管理者の試験日程等は次のとおり

衛生管理者内容
試験日程年間を通じて、毎月1~5回ほど実施
申込期間窓口:第1受験希望日の2か月前~2日前
郵送:第1受験希望日の2か月前~2週間前(消印有効)
試験時間180分
※第一種・第二種ともに共通
※いずれも科目免除者の場合は135分
出題形式選択式(5肢択一)
※第一種・第二種ともに共通
問題数第一種:44問(5科目)
第二種:30問(3科目)
合格基準各科目で40%以上かつ全科目の合計で60%以上の正答率
※第一種・第二種ともに共通
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会HP

「1日1時間勉強する」とした場合の衛生管理者の学習期間は、第一種で3~4か月、第二種で2か月程度です。

受験希望日から逆算し、余裕をもった学習計画を立てるようにしましょう。

\合格への最短ルート一直線!/

社会保険労務士

労務におすすめの国家資格2つ目は、社会保険労務士です。

社労士の標準的な勉強時間は次のとおり。

社労士の標準的な勉強時間
500~1,000時間

上記は、資格講座で有名な以下3校の公式HP上の情報を参考にしています。

資格の学校がうたう社労士の勉強時間
・スタディング:500~1,000時間
・アガルート:800~1,000時間
・ユーキャン:1,000時間以上

社労士の試験科目は次のとおり。

社会保険労務士
試験科目
選択式
計8科目
(配点)
択一式
計7科目
(配点)
労働基準法・
労働安全衛生法
5問(5点)10問(10点)
労働者災害補償保険法
(労働保険料徴収等の法律を含む)
5問(5点)10問(10点)
雇用保険法
(労働保険料徴収等の法律を含む)
5問(5点)10問(10点)
労務管理その他の
労働に関する一般常識
5問(5点)10問(10点)
社会保険に関する一般常識5問(5点)※労働に関する一般常識と
 あわせて1科目
健康保険法5問(5点)10問(10点)
厚生年金保険法5問(5点)10問(10点)
国民年金法5問(5点)10問(10点)
合計40問(40点)70問(70点)
出典:社会保険労務士試験公式HP

社労士の勉強時間を800時間と仮定すると、1科目あたり100時間の計算になります。

なお、社労士試験は各科目に合格基準点(足切り)が設けられるため、苦手科目を作らないようバランスよく学習することが求められます。

その他、社労士の試験日程等は次のとおり。

社労士内容
試験日程毎年8月第4日曜日(年1回)
申込期間
試験時間午前:80分
午後:210分
出題形式午前:選択式
午後:択一式
問題数選択式:40問(8科目の合計)
択一式:70問(7科目の合計)
合格基準
※令和4年度
選択式:総得点27点以上かつ各科目3点以上
択一式:総得点44点以上かつ各科目4点以上
出典:社会保険労務士試験公式HP

上記のとおり、社労士の受験機会は年1回!

資格の学校は、前年から試験対策講座をスタートさせるのが一般的です。

以下、学習期間に応じた1日あたりの勉強時間の例を2つ紹介します。

社労士の勉強時間例①

■勉強時間を1,000時間
■学習期間を10か月
と仮定した場合
└1日あたり:1,000時間÷300日=3時間20分

社労士の勉強時間例②

■勉強時間を1,000時間
■学習期間を1年4か月
と仮定した場合
└1日あたり:1,000時間÷485日=2時間

例①なら前年10月、例②なら前年4月から学習をスタートするイメージです。

長期的な学習プランを立てて、計画的に勉強するようにしましょう。

\令和5年の合格率は脅威の33.85%!/

ITパスポート

労務におすすめの国家資格3つ目は、ITパスポートです。

ITパスポートの標準的な勉強時間は次のとおり。

ITパスポートの標準的な勉強時間
60~180時間

上記は、資格講座で有名な以下3校の公式HP上の情報を参考にしています。

資格の学校がうたうITパスの勉強時間
・スタディング:100~180時間
・LEC:60~180時間
・TAC:100~150時間

なお、ITパスポート試験の出題範囲は次のとおり

ITパスポート
出題範囲
主な内容問題数
ストラテジ系・企業と法務
・経営戦略
・システム戦略
30問程度
マネジメント系・開発技術
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
20問程度
テクノロジ系・基礎理論
・コンピュータシステム
・技術要素
45問程度
出典:IPA(独)情報処理推進機構

ITパスポートは、ユーザー目線でITの基本を学ぶための国家試験。

社会人がおさえるべきITの基礎知識を理解して、効果的にITを活用できることを証明する資格です

大学等で情報系の科目を履修していた人IT部門で働いた経験のある人は、より少ない勉強時間で合格ラインに到達できます。

一方、ITの基礎知識が全くない場合は、最大で180時間程度の勉強が必要になると見込まれます

参考まで、ITパスポートの試験日程等は次のとおり。

ITパスポート内容
試験日程毎月随時
申込期間試験日の3か月前~
試験時間120分(どの科目も一律)
出題形式CBT(Computer Based Testing)方式
コンピュータで表示された問題に対し、
マウスやキーボードを使用して解答
問題数計100問
【内訳】
 ストラテジ系:35問程度
 マネジメント系:20問程度
 テクノロジ系:45問程度
合格基準全体で6割以上
(600点以上/1000点)
3つの分野別にそれぞれ3割以上正答
(300点以上/1000点)
出典:IPA(独)情報処理推進機構

ITパスポート試験は、全国47都道府県で毎月随時開催しています。

就職・転職活動で、早急にITスキルを取得したい方におすすめです。

なお、試験の回数や会場はエリアによって異なるので、詳しくはIPA(独)情報処理推進機構HPでご確認ください。

\令和4年度のITパス合格者450名/

労務におすすめの公的資格

公的資格とは、民間団体や公益法人等が実施し、文科省や経産省などの官庁が後援する資格です。

本記事では、企業の労務部門で働く方におすすめの公的資格を3つ取り上げます。

日商簿記検定

労務におすすめの公的資格1つ目は、日商簿記検定です。

日商簿記検定の標準的な勉強時間は次のとおり。

日商簿記検定の標準的な勉強時間
1級:400~800時間
2級:100~250時間
3級:50~100時間

上記は、資格講座で有名な以下3校の公式HP上の情報を参考にしたものです。

資格の学校がうたう日商簿記検定の勉強時間
・スタディング
 1級:400~600時間以上
 2級:100~200時間以上
 3級:50~100時間以上
・TAC
 1級:500~600時間
 2級:200~250時間
 3級:80~100時間
・ユーキャン
 1級:500~800時間
 2級:150~250時間
 3級:100時間程度

上記は、いずれも「講座利用」を前提とした場合の勉強時間です。

独学の場合、各校とも勉強時間は2~3割増加するとうたっています。

なお、日商簿記検定の出題範囲は次のとおり

日商簿記検定1級2級3級
試験科目商業簿記・会計学
工業簿記・原価計算
商業簿記
工業簿記
商業簿記
出典:商工会議所の検定試験HP

日商簿記1級は、商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4科目から出題されます。

公認会計士や税理士等の登竜門に位置づけられるほど、難易度の高い試験です。

出題範囲が広いため、長期にわたりバランスよく計画的に学習を進める必要があります。

日商簿記2級は、3級で学んだ基本的知識を前提に問題が出題されます。

さわ
さわ

3級との主な相違点は工業簿記が出題されること。

工業簿記は、商業高校において修得するレベルとされています。

社内で製造した製品を販売する企業を対象とし、原価計算の知識も求められるなど、ある程度まとまった勉強量が必要です。

日商簿記3級では基本的な商業簿記を扱います。

工業簿記と異なり、外部から仕入れた商品の販売を行なう企業を対象とするものです。

3級は工業簿記が含まれず、商業簿記の出題範囲も狭いので、初学者も十分合格を狙える級です。

参考まで、日商簿記検定の試験日程等(統一試験のみ)は次のとおり。

日商簿記検定内容
試験日程1級:6月、11月(年2回)
2級:6月、11月、2月(年3回)
3級:6月、11月、2月(年3回)
申込期間6月:4月下旬~
11月:10月初旬~
2月:1月上旬~
※各地の商工会議所で開始日や終了日が異なります。
試験時間1級:90分+90分
2級:90分
3級:60分
出題形式記述式(各級共通)
出題数1級:計4題以内
2級:計5題以内
3級:計3題以内
合格基準70%以上(各級共通)
※ただし、1級のみ1科目ごとの得点が40%以上
出典:商工会議所の検定試験HP

日商簿記2級と3級は、年3回受験できます(1級は2回)。

効率よく勉強すれば、1年の内に3級と2級両方の合格を狙うことも可能

短期間で合格を目指すなら、資格講座を積極的に活用するようにしましょう。

\2022年度の合格者数1,000名以上/

ビジネス実務法務検定

労務におすすめの公的資格2つ目は、ビジネス実務法務検定です。

ビジ法各級の標準的な勉強時間は次のとおり。

ビジ法の標準的な勉強時間
1級:200~250時間
2級:60~100時間
3級:40~60時間

上記は、資格講座で有名な以下2校の公式HP上の情報を参考にしたものです。

資格の学校がうたうビジ法の勉強時間
・スタディング
 1級:200~250時間
 2級:100時間以上
 3級:45~60時間
・TAC
 1級:200~250時間
 2級:60~90時間
 3級:45~60時間

ビジ法1級の勉強時間が突出して多い理由は、記述式を採用しているからです。

法律をベースに企業の法的問題をどう解決するか「文章として書きだす」スキルが求められます。

ビジ法1級の記述式試験の練習法
手順1:必要な条文を示す
手順2:条文の基本要件を書く
(解釈・自説・理由)
手順3:事実を整理し手順2にあてはめる
手順4:具体的な結論を書く

さわ
さわ

練習は「型」を意識するのがポイントです。

型の例
1:条文の引用
2:要件の書き出し
3:解釈・自説・理由
4:事実への当てはめ
5:結論

さわ
さわ

手っ取り早いのは模範解答を例にすること。

問題演習の模範解答に倣って作文することで「型」に沿った文章作成スキルが身に付きます。

ビジ法2級は、「民法」「商法・会社法」を重点的に学習するのがポイント!

さわ
さわ

配点の3~5割を民法と商法・会社法が占めるからです。

ビジ法2級の配点
■民法(約20~30点)
■商法・会社法(約15~20点)
■知的財産法(約15点)
■倒産処理法、独占禁止法、民事訴訟法、
 その他の法律(約35~50点)

解答方法も「5肢 or 4肢」の択一式となるなど、ビジ法3級と比べて形式面の難易度も上がるので注意しましょう。

ビジ法3級は、ビジネスに関する法律の基礎的知識を中心に出題。

さわ
さわ

特に、債権の管理や回収分野の配点が高いのが特徴です。

形式は2級と同じですが、「2肢 or 4肢」の択一式と難易度は易しめ。

出題頻度の高い問題を中心に問題演習をこなせば十分に合格を狙える資格です。

なお、ビジ法各級の試験日程等は次のとおり

ビジネス実務
法務検定
内容
試験日程1級:12月の第2日曜日(年1回)
2級:6月下旬~7月上旬、10月下旬~11月中旬(年2回)
3級:6月下旬~7月上旬、10月下旬~11月中旬(年2回)
申込期間1級:11月初旬~中旬(年1回)
2級:5月中旬~下旬、9月下旬~10月上旬(年2回)
3級:5月中旬~下旬、9月下旬~10月上旬(年2回)
試験時間90分
※1~3級ともに同じ
出題形式1級:記述式
2級:選択式(5肢と4肢あり)
3級:選択式(2肢と4肢あり)
出題数1級:共通問題2問・選択問題2問(各50点)
2級:40問(前半3点、後半2点)
3級:2択30問・4択20問(各2点)
合格基準1級:各問題50%以上かつ合計点が140点以上(200点満点中)
2級:70点以上(100点満点中)
3級:70点以上(100点満点中)
出典:東京商工会議所HP ビジネス実務法務検定ページ

ビジ法1級は年1回、2級と3級は年2回、それぞれ試験が行われます。

さわ
さわ

2級と3級なら、1年のうちに両方合格することも可能!

資格講座を活用し、計画的に学習しましょう。

\2級・3級セットコースがおすすめ/

メンタルヘルス・マネジメント検定

労務におすすめの公的資格3つ目は、メンタルヘルス・マネジメント検定です。

メンタルヘルス・マネジメント検定各種の標準的な勉強時間は次のとおり。

メンタルヘルスマネジメント検定の勉強時間
Ⅰ種:100~120時間
Ⅱ種:30~50時間
Ⅲ種:10~20時間

上記は、資格講座で有名な以下2校の公式HP上の情報を参考にしたものです。

資格の学校がうたう勉強時間
・スタディング
 Ⅰ種:100~120時間
 Ⅱ種:30~50時間
 Ⅲ種:10~20時間
・ユーキャン
 Ⅰ種:記載なし
 Ⅱ種:30~50時間
 Ⅲ種:10~20時間

参考に、メンタルヘルス・マネジメント検定各種の出題範囲は次のとおり。

種別Ⅰ種Ⅱ種Ⅲ種
出題範囲①企業のメンタルヘルス
 対策の意義と重要性
②メンタルヘルスケアの
 活動領域と管理部門の
 役割
③ストレス及びメンタル
 ヘルスの基礎知識
④人事労務管理スタッフ
 に求められる能力
⑤メンタルヘルスケアに
 関する方針と計画
⑥産業保健スタッフ活用
 による心の健康管理
⑦相談体制の確立
⑧教育研修
⑨職場環境等の改善
①メンタルヘルスケアの
 意義と管理職者の役割
②ストレス及びメンタル
 ヘルスの基礎知識
③職場環境等の評価及び
 改善の方法
④個々の労働者への配慮
⑤労働者との相談対応
└聴き方、情報提供、助言
⑥社内外資源との連携
⑦心の健康問題を抱える
 復職者の支援方法




①メンタルヘルスケアの
 意義
②ストレス及びメンタル
 ヘルスの基礎知識
③セルフケアの重要性
④ストレスへの気づき方
⑤ストレスへの対処法や
 軽減の方法
⑥社内外資源との連携







出典:メンタルヘルス・マネジメント検定HP

Ⅰ種(マスターコース)は、企業のメンタルヘルス対策に関する知識が問われる試験。

特に、以下の分野で出題が多い傾向にあります。

Ⅰ種の出題が多い分野

①企業経営におけるメンタルヘルス対策の
 意義と重要性
⑥産業保健スタッフ等の活用による
 心の健康管理の推進
⑦相談体制の確立

また、Ⅰ種では論述試験も出題されるなど選択式とは異なる対策が必要

具体的には、問いに関連するキーワードを軸に、制限字数内で結論を書くスキルが求められます。

広範な出題範囲をカバーする学習量と、論述対策としての「用語理解+文章構成力」が求められるなど難易度の高い資格です。

Ⅱ種(ラインケアコース)は、管理職が部下のメンタルケアに必要な知識が問われます。

特に、以下の分野で出題が多い傾向にあります。

Ⅱ種の出題が多い分野

①メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の
 役割
④個々の労働者への配慮
⑤労働者の相談対応

Ⅱ種は選択式ですが、専門用語が頻出するほか、法が定める細かな数値が出題されるなど油断禁物

試験対策では、専門用語の意味を理解し、正確な数値を暗記するようにしましょう。

Ⅲ種(セルフケアコース)は、ビジネスパーソン自身のストレスケアを目的とした資格。

Ⅱ種同様、選択式を採用しているほか、学習範囲はセルフケアにちなんだ内容に限定されます。

一般常識的問題も多く出題されるので、初学者におすすめの挑戦しやすい資格です。

さわ
さわ

なお、メンタルヘルス・マネジメント検定の試験日程等は次のとおり。

メンタルヘルス・
マネジメント検定
内容
試験日程Ⅰ種:11月(年1回)
Ⅱ種:11月、3月(年2回)
Ⅲ種:11月、3月(年2回)
申込期間11月:9月中旬~下旬
3月:1月下旬~2月上旬
※上記は一般受付期間です
試験時間Ⅰ種:180分
Ⅱ種:120分
Ⅲ種:120分
出題形式Ⅰ種:選択式(120分)と論述式(60分)
Ⅱ種:選択式
Ⅲ種:選択式
問題数50問
※Ⅰ~Ⅲ種ともに同じ
※Ⅰ種は選択問題のみで50問(論述問題は別途大問2つから構成される)
合格基準Ⅰ種:選択式105点以上かつ論述式25点以上
Ⅱ種:70%以上の正答率
Ⅲ種:70%以上の正答率
出典:メンタルヘルス・マネジメント検定HP

Ⅰ種は年1回、Ⅱ種とⅢ種は年2回、それぞれ試験が行われます。

さわ
さわ

Ⅱ種とⅢ種は、同一年度内で両方合格を狙うのもおすすめ

資格講座などを活用し、効率的に学習するようにしましょう。

\AIによる学習サポート機能付き/

労務におすすめの民間資格

民間資格は、財団法人や社団法人などの民間団体が独自に定めた基準に基づき、一定の能力や知識を証明する資格です。

本記事では、企業の労務部門で働く方におすすめの公的資格を9つ取り上げます。

個人情報保護士

労務におすすめの民間資格1つ目は、個人情報保護士です。

個人情報保護士の標準的な勉強時間は次のとおり

個人情報保護士の勉強時間
10~50時間

上記は、主催団体である全日本情報学習振興協会が公式HPに掲載している以下の調査結果を元にしたものです。

主催団体による調査結果

個人情報保護士合格者の勉強時間
合格者の3割程度:10~20時間
合格者の5割程度:20~50時間

主催団体によると、合格者の約8割が50時間以内の勉強で合格しています。

個人情報保護士認定試験の出題内容は次のとおり

課題Ⅰ
個人情報保護の総論
内容
個人情報保護法の理解・個人情報保護法の歴史
・個人情報に関する事件、事故
・各種認定制度
・個人情報の定義と分類
・個人情報取扱事業者
・条文に対する知識と理解
マイナンバー法の理解・番号法の背景、概要
・条文に対する知識と理解
出典:全日本情報学習振興協会HP
課題Ⅱ
個人情報保護の対策と
情報セキュリティ
内容
脅威と対策脅威と脆弱性に対する理解
組織的・人的セキュリティ・組織体制の整備
・人的管理の実務知識
オフィスセキュリティ物理的管理の実務知識
情報システムセキュリティ技術的管理の実務知識
出典:全日本情報学習振興協会HP

出題内容は課題ⅠとⅡに分かれており、合格にはそれぞれ70%以上正答する必要があります。

特に注意すべきは課題Ⅱの情報セキュリティ分野

「リスクマネジメント」「ソーシャル・エンジニアリング」など専門用語が頻出するので、重点的に学習しましょう。

参考まで個人情報保護士の試験日程等は次のとおり。

個人情報保護士内容
試験日程6月、9月、12月、3月(年4回)
申込期間6月:2月下旬~5月上旬
9月:5月下旬~8月上旬
12月:8月下旬~11月上旬
3月:11月下旬~2月上旬
試験時間150分
出題形式選択式(4肢択一)
問題数課題Ⅰ:50問(個人情報保護の総論)
課題Ⅱ:50問(個人情報保護の対策と情報セキュリティ)
合格基準課題Ⅰ、課題Ⅱともに70%以上の正答率
※問題の難易度により、正答率70%未満でも合格の場合あり
出典:全日本情報学習振興協会HP

個人情報保護士認定試験は年4回受験可能!

短期間で学習できる資格なので、早急に個人情報保護スキルを習得したい方におすすめです。

\主催団体が開講する対策講座/

人事総務検定

労務におすすめの民間資格2つ目は、人事総務検定です。

人事総務検定の標準的な勉強時間は次のとおり。

人事総務検定の勉強時間
1級:15~45時間
2級:10時間
3級:5時間
※2級と3級は特別認定講習時間です。

上記は、人事総務検定の特別認定講習指定団体であるLECのカリキュラムを参考にしたものです。

LECが行う人事総務検定の対策講座と講習は次のとおり。

人事総務検定1級2級3級
試験対策講座2.5h×6
特別認定講習2.5h×42.5h×2
出典:LEC公式HP 人事総務検定ページ

人事総務検定1級対策講座は、次の内容を計6回に分けて学習します。

人事総務検定1級
対策講座
主な内容
(1)人事総務の
   重要な手続
①労働保険料及び年度更新
②給与計算の実務及び年末調整
③雇用保険の届出及び雇用継続給付等
④主要な助成金の基本的事項
⑤その他、労働基準及び総務全般における広範囲な手続
(2)人事総務の予防的・
   戦略的知識
①労務管理全般の知識と施策
②人事評価
③臨検及び行政対応
④就業規則に関する高度な知識、その他社内規則に関する知識
⑤労働法の解釈とトラブル処理及び労働判例の解釈
⑥契約及び契約管理関連の知識
⑦役員・株主総会・取締役会に関する知識
⑧その他、予防的・戦略的な人事総務全般の知識
出典:LEC公式HP 人事総務検定ページ

人事総務検定1級は、2級や3級のように特別認定講習はなく、試験に合格しなければなりません

対策講座の時間(計15時間)2回程度の復習(復習1回に要する時間は対策講座と同程度)を想定すると勉強時間は最大45時間と推定します。

人事総務検定2級は、指定団体による認定講習を受ければ取得できる資格です。

指定団体(LEC)の講習内容は次のとおり。

人事総務検定2級
特別認定講習
学習内容
(2.5h×4回)
第1回・労務管理の知識と各書式、協定、就業規則の作成
・採用、入社、試用期間
・人事異動、服務規律、休職・復職
・労働時間管理、休日・休暇
第2回・労務管理の知識と各書式・協定・就業規則の作成
・賃金、賞与、退職金
・非正規雇用従業員に関する規程作成
・職場の安全衛生、メンタルヘルス、ストレスチェック等
第3回・従業員に関する労働保険・社会保険手続(給付編)
・業務災害・通勤災害が発生した際の労災手続
・健康保険の給付に関する手続
・雇用保険の給付に関する手続
第4回・労働保険・社会保険の定例業務(手続編)
・労働保険の年度更新(一元適用)
・社会保険の算定処理、月額変更届、給与計算業務
・給与計算、年末調整、個人情報保護、マイナンバー
・個人情報保護法およびマイナンバーに関する実務
出典:LEC公式HP 人事総務検定ページ

人事総務検定2級では、2.5hの講習を計4回受講。

上記を受講後、「確認テスト」に合格すれば取得できる仕組みになっています。

また、人事総務検定3級も、LECの講習受講で取得できる資格です。

人事総務検定3級の特別認定講習は次のとおり。

人事総務検定3級
特別認定講習
学習内容
(2.5h×4回)
第1回・労働保険、社会保険の仕組み
・人事総務の主な仕事内容
・労働保険、社会保険の新規適用手続
第2回・採用に関する手続(契約書、入社手続、扶養)
・退職に関する手続(離職票の作成等)
・給与計算、個人情報保護、マイナンバー管理の知識
出典:LEC公式HP 人事総務検定ページ

人事総務検定3級の講習時間は2.5h×2回。

2級同様、講習受講後、確認テストに合格すれば取得できます。

補足に、2級は「3級修了」、1級は「2級修了」が受験の条件となっています。

異動や転職で人事総務スキルを早急に取得したい方は、人事総務検定2級と3級をおすすめします。

\短期間で取得可能!人事総務検定/

人事総務検定・給与計算技能

労務におすすめの民間資格3つ目は、人事総務検定・給与計算技能です。

給与計算技能の標準的な勉強時間は次のとおり。

人事総務検定・給与計算技能の勉強時間
1級:15~22.5時間
2級:5時間
3級:2.5時間
※2級と3級は特別認定講習時間です。

上記は、人事総務検定の特別認定講習指定団体であるLECのカリキュラムを参考にしたものです。

LECの試験対策講座と講習は次のとおり。

人事総務検定
給与計算技能
1級2級3級
試験対策講座令和5年度
は実施せず
特別認定講習2.5h×22.5h×1
出典:LEC公式HP 人事総務検定ページ

給与計算技能1級は、2級や3級のように特別認定講習はなく、試験に合格する必要があります

なお、給与計算技能1級の勉強時間は、2級・3級の講習時間をもとに算出しています。

さわ
さわ

1級は、2・3級で学ぶ法令知識+給与計算能力が問われるからです。

2級と3級の講習内容(計7.5時間)を2~3回復習(復習1回あたりの時間は講義時間と同程度)を想定すると勉強時間は15~22.5時間と推定します

一方、給与計算技能2級と3級は、指定機関(LEC)による特別認定講習受講で取得可能

2級と3級の特別認定講習内容は次のとおりです。

給与計算技能の学習分野(共通)

・社会保険や雇用保険などの正しい知識
・給与における残業時間等の正確な計算
・給与計算後に発生する付帯業務の処理

給与計算技能の講習時間

<給与計算技能2級>
・2時間30分×2コマ
<給与計算技能3級>
・2時間30分×1コマ
※2級・3級とも講義内で確認テストを実施

補足に、2級は「3級修了」、1級は「2級修了」が受験条件になります。

人事総務検定同様、異動や転職で給与計算スキルを早急に取得したい方は、給与計算技能2級と3級がおすすめです。

\短期間で給与計算業務をマスター/

年金アドバイザー

労務におすすめの民間資格4つ目は、年金アドバイザーです。

年アドの標準的な勉強時間は次のとおり。

年金アドバイザーの勉強時間
2級:60時間
3級:30~60時間

上記は、資格講座で有名な以下2校の公式HP上の情報を参考にしたものです。

資格の学校がうたう勉強時間
・LEC
 2級:18時間 ※1
 3級:19時間 ※2
・フォーサイト
 2級:記載なし
 3級:30時間
※1 年アド2級合格パックの総受講時間
※2 年アド3級合格パックの総受講時間

なお、年アド2級と3級の出題範囲は次のとおり。

年アド2級3級
出題範囲・社会保険制度の概要・沿革
・公的年金制度の仕組み
・年金給付と支給要件・年金額計算
・企業年金、個人年金の仕組み
・雇用、医療、介護保険制度
・年金、退職一時金の税金
・年金相談とその対応の仕方
・その他
・わが国の社会保険制度とその仕組み
・年金制度とその仕組み
・年金給付の種類と支給要件
・企業年金個人年金の仕組みの要点
・裁定請求手続きと年金受給者の手続き
・その他


出典:経済法令研究会HP

年アドには1級がないため、2級が最上位級

4級もありますが、本記事では実践的なスキルを習得できる2級と3級にしぼって解説します。

年アド2級は、年金関連の相談・研修・指導に応じるための実践的知識が問われる級です。

金融機関で働く方向けですが、年金額の算出、企業年金の仕組み、退職金にかかる税金対応など、一般企業でも役立つスキルを習得できます。

なお、年アド2級の勉強時間に関する公式の記述はないものの、本サイトでは60時間以上と推定

その根拠は、LECが開講する「年金アドバイザー2級合格パック」です。

さわ
さわ

2級合格パックの総受講時間は18時間

復習を2回(1回あたり講義と同じ時間がかかると想定)した場合、18h×3回=54時間になります。

また、2級は記述式を採用していたり、3級で学習した内容も問われます。

そのため、記述式対策と3級の復習も含めると、少なくとも60時間以上は必要と推定します。

一方、年アド3級は、顧客の年金相談に応じるための基礎知識と実践力が問われる級。

一般企業では、入退職に伴う年金の手続きや社内での年金相談対応などに活かせます。

さわ
さわ

ちなみに、3級試験問題の9割以上は過去問と同じか、微修正した類題

試験対策がしやすいので、年金の知識を深めたい初学者にもおすすめです。

参考まで、年アドの試験日程等は次のとおり

年金アドバイザー内容
試験日程2級:3月(年1回)
3級:10月、3月(年2回)
申込期間10月:8月中旬~9月上旬
3月:1月上旬~中旬
試験時間2級:180分
3級:150分
出題形式2級:記述式
3級:選択式(5肢択一)
問題数2級:10問
3級:50問(基礎知識30問、技能・応用10事例で20問)
合格基準60%の正答率
※2級、3級とも同じ
出典:経済法令研究会HP

2級は年1回、3級は年2回、受験機会があります。

社労士やFPなど年金関連の知識が問われる資格を学習している方にもピッタリ。

試験日も重複しないので、腕試しに受験してみるのもおすすめです。

\年金アドバイザー試験対策ならLEC/

ハラスメントアドバイザー

労務におすすめの民間資格5つ目は、ハラスメントアドバイザーです。

ハラスメントアドバイザーの標準的な勉強時間は次のとおり。

ハラスメントアドバイザーの勉強時間
7~21時間

上記は、主催団体による以下の対策講座の内容を参考にしたものです。

ハラスメントアドバイザー対策講座
SMART合格講座
・SMART動画 4時間19分
・SMART答練 2時間44分
 計:約7時間

全講義受講後、復習を2回(1回あたり講義と同じ時間かかると想定)した場合、7h×3回=21時間になります。

ハラスメントアドバイザーの出題範囲は次のとおり。

ハラスメント
アドバイザー
出題内容
第1課題 ハラスメントの理解
第2課題 ハラスメントの法的責任等
第3課題雇用管理上講ずべき措置
第4課題ハラスメントの予防と再発防止対策
第5課題ハラスメント相談について
出典:全日本情報学習振興協会HP

ハラスメントアドバイザーはハラスメントによる経営リスクを最小化するための知識を養う資格。

ハラスメントの概要や企業側の法的責任、予防や相談対応など、出題範囲は多岐に渡ります。

参考まで、ハラスメントアドバイザーの試験日程等は次のとおり。

ハラスメント
アドバイザー
内容
試験日程4月、7月、10月、1月(年4回)
申込期間4月:12月中旬~3月上旬
7月:3月中旬~6月上旬
10月:6月中旬~9月中旬
1月:9月中旬~12月中旬
試験時間10:00~11:45
出題形式選択式(マークシート)
出題数60問程度
合格基準70%以上の正答率
出典:全日本情報学習振興協会HP

ハラスメントアドバイザーは、2023年11月に第1回試験を実施したばかりの新検定

同団体で2023年まで実施していた「ハラスメントマネージャーⅠ種」の後継資格といえます。

ハラスメントマネージャーⅠ種と比べ、出題範囲が狭まり、一般常識的な内容も増えるなど、受験しやすくなりました。

新検定に興味のある方、ハラスメント事案に対応するスキルを身に付けたい方におすすめです。

\令和5年11月からの新検定/

マイナンバー実務検定

労務におすすめの民間資格6つ目は、マイナンバー実務検定です。

マイナンバー実務検定の標準的な勉強時間は次のとおり。

マイナンバー実務検定の勉強時間
1級:10~30時間
2級:10~20時間
3級:~10時間

上記は、主催団体による以下の対策講座の内容を参考にしたものです。

マイナンバー実務検定対策講座
SMART合格講座(各級共通)
・SMART動画 5時間27分
・SMART答練 2時間45分
・SMART模試 各級1回分
└1級:120分、2級:90分、3級:60分
 計:約9~10時間(級による)

マイナンバー実務検定には1~3級がありますが、SMART合格講座の動画と答練内容は共通です。

1~2級に対応した内容となっており、3級を受験する方は出題範囲を超えて学習する形になります

マイナンバー実務検定の出題範囲はこちら。

マイナンバー
実務検定
1級・2級3級
出題範囲・番号法の背景、概要
・総則
・個人番号/個人番号カード
・特定個人情報の提供の制限等
・情報提供ネットワークシステムに
 よる特定個人情報の提供
・特定個人情報保護評価等
・個人情報法保護法の特例等
・特定個人情報取扱に関する監督等
・機構処理事務実施に関する措置
・法人番号/雑則/罰則/附則
・ガイドライン(金融・行政等含む)
・関連法令等
 2級は赤字部分を除く
・番号法の経緯、背景、概要
・個人と番号法
・民間企業と番号法
・地方公共団体、行政機関、
 独立行政法人等と番号法
・番号法のこれから
・罰則
・特定個人情報の適切な取扱い
 に関するガイドライン(事業者編)
・関連法令等




出典:全日本情報学習振興協会HP

マイナンバー実務検定1級と2級の出題範囲はほぼ一緒

違いは特定個人情報ガイドラインに金融と行政に関わる内容が含まれるか否かです。

ただし、試験は2級が60問に対して1級は80問出題されるなど難易度に差があるので注意しましょう

マイナンバー実務検定の試験日程等はこちら

マイナンバー
実務検定
内容
試験日程6月、9月、12月、3月(年4回)
申込期間6月:2月下旬~5月下旬
9月:5月下旬~8月上旬
12月:8月上旬~11月中旬
3月:11月下旬~2月上旬
試験時間1級:120分
2級:90分
3級:60分
出題形式1級:選択式(4肢択一)
2級:選択式(4肢択一)
3級:選択式(2肢と3肢の択一)
問題数1級:80問
2級:60問
3級:50問
合格基準70点以上
※1~3級ともに同じ
※難易度により、70点未満で合格の場合有り
出典:全日本情報学習振興協会HP

試験は年4回あるので、他資格を学習中の方でも受験しやすい環境です。

人事労務など管理部門で働く方は、マイナンバー実務検定2級を目標にしてみましょう。

\対策講座と試験の同時申込可能/

労働時間適正管理者検定

労務におすすめの民間資格7つ目は、労働時間適正管理者検定です。

労働時間適正管理者検定の勉強時間は次のとおり

労働時間適正管理者検定の勉強時間
5時間
※上記は特別認定講習に要する時間です。

労働時間適正管理者検定は、指定団体(LEC)の特別認定講習受講で取得できる資格です。

LECが行う労働時間適正管理者検定の講習内容は次のとおり。

労働時間適正管理者検定
特別認定講習(計5時間)
〇知識編(2.5h)
・労働時間管理に必要な法律
(労基法・安衛法・労災保険法など)
〇実務編(2.5h)
・政府のガイドラインや法令、その他、
 実務に即した遵守すべき行動規範

全講習受講後、確認テストとレポートをこなしてカリキュラム終了。

合格者には、後日主催団体である人事総務スキルアップ協会から修了証が郵送されます。

労働時間適正管理者検定は、労務などの管理部門や管理職におすすめの資格。

次のような事情で、早急に労働時間管理スキルを身につけたい方に最適です。

✔ 管理職として部下を持つようになった
✔ 人事や労務などの管理部門に異動した
✔ 36協定や勤怠処理の担当者になった

短期間で確実に取得できる資格なので、ぜひ挑戦してみましょう。

\管理職として部下を持つ方におすすめ/

労働法務士

労務におすすめの民間資格8つ目は、労働法務士です。

労働法務士の標準的な勉強時間は次のとおり。

労働法務士の勉強時間
45~65時間

上記は、主催団体による以下の対策講座の内容を参考に算出したものです。

労働法務士対策講座(SMART合格講座)
・SMART動画(ビデオ講義) 15時間
・SMART答練(問題演習) 5時間
・SMART模試(WEB模擬試験) 2.5時間
 計:22.5時間

なお、労働法務士の勉強時間の具体的な算出法は次のとおり。

労働法務士の勉強時間の算出方法
〇動画+答練で試験内容と出題傾向を把握
 └20時間
〇練度を高めるため、上記を1~2回復習
 └20~40時間
〇模擬試験+復習(試験と同時間と想定)
 └5時間
 計:45~65時間

SMART動画では、労働法務士の試験科目を基礎~合格レベルまで約15時間で学習

労働法務士
試験科目
内容
1.労働法総論 1)労働法の意義と沿革など
2)憲法上の基本規定
2.雇用関係法1)労働契約の法理
2)労働条件の最低基準保障
3)安全・健康の確保
4)災害補償
5)労働者の人権保障と差別禁止
3.労使関係法 労働組合法
4.雇用保障法 1)一般雇用保障法
2)特別雇用保障法
5.労働紛争解決システム 労働関係調整法等
6.その他の法規 外国人労働者に関する法規
出典:全国情報学習振興協会HP

SMART答練では労働法務士認定試験の出題傾向を掴むため、主な過去問45問をピックアップして問題演習を行います。

さわ
さわ

設問ごとに、講師が「出題のねらい」と「解答」を解説してくれます!

SMART模試では、本番と同じ条件(試験時間・問題数)で腕試し。

過去問の中で特に重要な問題を中心に構成された模試で、解答力に磨きをかけます。

なお、労働法務士の試験日程等は次のとおり

労働法務士内容
試験日程5月、11月(年2回)
申込期間5月:1月中旬~4月中旬
11月:7月下旬~10月上旬
試験時間150分
出題形式選択式(マークシート方式)
出題数60問
合格基準70%以上の正答率
※難易度により、正答率70%未満で合格の場合有り
出典:全日本情報学習振興協会HP

労働法務士認定試験は、5月と11月の年2回実施

さわ
さわ

受験資格はなく、でも受験可能です

労働に関する法律問題を理解できる専門職養成を目的としており、社労士の学習範囲とも一部重複

労働法を短期間で学びたい方社労士受験前に腕試ししたい方におすすめです。

\社労士受験にも活かせる!労働法務士/

MOS

労務におすすめの民間資格9つ目は、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)です。

MOSの標準的な勉強時間は次のとおり。

MOSの勉強時間
30~132時間

上記は、パソコン教室のWinschoolによるMOS資格対策講座の内容を参考に算出したものです。

WinschoolのMOS資格対策講座
・MOSスペシャリスト:30時間 ※
・MOSエキスパート:36時間 ※
・PowerPoint:30時間
・Access:36時間
※ExcelまたはWordの対策講座

Winschoolでは、MOS対策講座として上記4つのコースを開講。

講義回数は、30時間コースは90分×20回36時間コースは90分×24回となります。

初心者がMOS一般レベル(スペシャリスト)を目指す場合は、1日1時間の勉強で1か月あれば合格レベルに到達できると見込まれます。

なお、MOS公式HPの試験科目とバージョンは次のとおり。

MOS
試験科目
一般レベル
(スペシャリスト)
上級レベル
(エキスパート)
Word
ワード
(文書作成ソフト)
・Word 365
・Word 2019
・Word 2016
・Word 2019 エキスパート
・Word 2016 エキスパート
Excel
エクセル
(表計算ソフト)
・Excel 365
・Excel 2019
・Excel 2016
・Excel 365 エキスパート
・Excel 2019 エキスパート
・Excel 2016 エキスパート
PowerPoint
パワーポイント
(プレゼンテーション ソフト)
・PowerPoint 365
・PowerPoint 2019
・PowerPoint 2016
Access
アクセス
(データベース管理ソフト)
・Access 2016・Access 2019 エキスパート
Outlook
アウトルック
(電子メール・情報管理ソフト)
・Outlook 2019
・Outlook 2016
出典:MOS公式HP

MOSの試験日程等(全国一斉試験)はこちらです

MOS内容
試験日程毎月第2日曜日
※2回実施の月は、第2+第4日曜日
申込期間おおむね試験の2か月前~1か月前まで
試験時間50分(全科目共通)
出題形式コンピュータを使った実技試験(CBT)
※各ファイルを開き、指示された操作を行う。
出題数50問前後
合格基準550点~850点の範囲/1000点満点中
※受験科目により範囲は変動。
※科目により、範囲にあてはまらない場合有り
出典:MOS公式HP

なお、MOSは全国一斉試験のほかに、各パソコン教室を中心に行われる「随時試験」もあります。

随時試験の場合、各パソコン教室によりますが、毎週1~2回程度(教室によっては毎日)、試験を実施。

就職や転職活動で早急にMOS資格を取得したい方におすすめです。

\一発合格率99.3%の実績!/

まとめ

以上、労務のおすすめ資格15選の合格までの勉強時間について解説しました。

さわ
さわ

資格試験は学習範囲や出題形式により勉強時間が大きく異なります

途中で挫折しないよう「どの位の勉強時間が必要なのか」あらかじめ計算しておきましょう

なお、本記事で紹介した勉強時間はあくまで一発合格を想定した場合の勉強時間です。

社労士など高難度の資格試験は、複数回の受験を強いられる場合もあります。

そのため、資格に挑戦する際は難易度についても把握しておくことがポイント!

以下、労務のおすすめ資格15選の難易度について解説しているので、気になる方はこちらもどうぞ

タイトルとURLをコピーしました