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労務の資格取得を検討している方はこんな悩みはありませんか?
✔ 労務のおすすめ資格の難度が知りたい
✔ 初学者でも挑戦できる資格が知りたい
✔ 難易度から自分に合う資格を選びたい
そこで本記事は労務のおすすめ資格15選の難易度を紹介!
記事を読むメリットは次のとおりです。
〇 労務のおすすめ資格の難易度が分かる
〇 初学者が挑戦しやすい資格が分かる
〇 難易度から自分に合う資格が見つかる
具体的には、主催団体が公表する合格率を元に、資格ごとの難易度を解説。
合格率が公表されない資格は、公式HP等に掲載されている参考情報から難易度を推計します。
なお、次の資格は以下の理由により、本記事では割愛します。
いずれも主催団体による合格率や参考情報を元にした信頼性の高いデータです。
労務のおすすめ資格取得を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
労務のおすすめ資格の難易度
本記事では、労務のおすすめ資格15選の難易度を次のとおり分類します。
直近10回の合格率または参考情報を元に、資格を4段階に難易度分けしました。
以下、各資格の難易度についてカテゴリーごとに紹介していきます。
難しい資格
労務のおすすめ資格15選のうち「難しい」に該当する資格は次の4つです。
社会保険労務士
労務のおすすめ資格15選のうち「難しい」に分類される一つ目の資格は「社会保険労務士」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
社労士:6.2%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施年度 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
令和5(2023)年度 | 42,741 | 2,720 | 6.4 |
令和4(2022)年度 | 40,633 | 2,134 | 5.3 |
令和3(2021)年度 | 37,306 | 2,937 | 7.9 |
令和2(2020)年度 | 34,845 | 2,237 | 6.4 |
令和1(2019)年度 | 38,428 | 2,525 | 6.6 |
平成30(2018)年度 | 38,427 | 2,413 | 6.3 |
平成29(2017)年度 | 38,685 | 2,613 | 6.8 |
平成28(2016)年度 | 39,972 | 1,770 | 4.4 |
平成27(2015)年度 | 40,712 | 1,051 | 2.6 |
平成26(2014)年度 | 44,546 | 4,156 | 9.3 |
社労士は、受験生全体の得点を相対評価する試験です。
そのため、受験生の出来栄え(得点状況)により合格ラインが毎年変動します。
合格ライン変動は、総得点だけでなく、各科目に設定される合格基準点(足切り点)にも影響。
結果、毎年の合格率は6~7%程ときわめて難易度の高い資格といえます。
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日商簿記検定1級
労務のおすすめ資格15選のうち「難しい」に分類される二つ目の資格は「日商簿記検定1級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
日商簿記検定1級:10.1% ※
※統一試験の結果による
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです(統一試験のみ)。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
164 | 2023年6月 | 9,295 | 1,164 | 12.5 |
162 | 2022年11月 | 9,828 | 1,027 | 10.4 |
161 | 2022年6月 | 8,918 | 902 | 10.1 |
159 | 2021年11月 | 9,194 | 935 | 10.2 |
158 | 2021年6月 | 7,594 | 746 | 9.8 |
157 | 2021年2月 | 6,351 | 502 | 7.9 |
156 | 2020年11月 | 8,553 | 1,158 | 13.5 |
155 | 中止 | - | - | - |
153 | 2019年11月 | 7,520 | 735 | 9.8 |
152 | 2019年6月 | 6,788 | 575 | 8.5 |
150 | 2018年11月 | 7,588 | 680 | 9.0 |
日商簿記1級は、会計や原価計算の専門知識が求められるきわめて難易度の高い資格です。
3級・2級と異なり、日商簿記1級は統一試験のみの実施となっています。
日商簿記1級の合格率は10%前後。
直近10回の合格率は最高が13.5%(第156回)、最低が7.9%(第157回)となっています。
出題範囲が非常に広いため、独学で合格を目指すのはかなり難しい資格です。
通信講座やオンライン講座、スクールを利用して合格を目指すことをおすすめします。
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ビジネス実務法務検定1級
労務のおすすめ資格15選のうち「難しい」に分類される三つ目の資格は、「ビジネス実務法務検定1級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
ビジ法1級:12.5%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
52 | 2022年12月 | 481 | 43 | 8.9 |
50 | 2021年12月 | 458 | 97 | 21.2 |
48 | 2020年12月 | 372 | 46 | 12.4 |
46 | 2019年12月 | 453 | 78 | 17.2 |
44 | 2018年12月 | 509 | 56 | 11.0 |
42 | 2017年12月 | 486 | 53 | 10.9 |
40 | 2016年12月 | 583 | 67 | 11.5 |
38 | 2015年12月 | 569 | 66 | 11.6 |
36 | 2014年12月 | 635 | 64 | 10.1 |
34 | 2013年12月 | 645 | 69 | 10.7 |
ビジネス実務法務検定は、ビジネスに関わる幅広い法律知識が問われる資格試験です。
レベルに応じて1級~3級が設けられています。
ビジネス実務 法務検定 | 1級 | 2級 | 3級 |
---|---|---|---|
求められる レベル | ビジネス全般で必要な 法律知識を有し、様々 な観点から高度な判断 や対応ができる。 | 豊富な実務経験を有し 弁護士などの専門家と 連携でき、質的量的な 実務知識を有する。 | 業務上で理解するべき 基礎的法律知識を有し 問題点を発見できる。 |
特にビジ法1級は平均合格率1割台の難関資格!
学習範囲が重複する司法書士や行政書士を目指す方を中心に人気があります。
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種
労務のおすすめ資格15選のうち「難しい」に分類される四つ目の資格は、「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
メンタルヘルス・マネジメント
検定Ⅰ種:17.9%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
33 | 2022年11月 | 1,628 | 287 | 17.6 |
31 | 2021年11月 | 1,521 | 301 | 19.8 |
29 | 2020年11月 | 1,276 | 272 | 21.3 |
27 | 2019年11月 | 1,620 | 252 | 15.6 |
25 | 2018年11月 | 1,642 | 332 | 20.2 |
23 | 2017年11月 | 1,634 | 306 | 18.7 |
21 | 2016年11月 | 1,610 | 296 | 18.4 |
19 | 2015年11月 | 1,586 | 185 | 11.7 |
17 | 2014年11月 | 1,482 | 279 | 18.8 |
15 | 2013年11月 | 1,419 | 246 | 17.3 |
メンタルヘルス・マネジメント検定は、社員を健康的にマネジメントする知識が問われる資格試験です。
レベルに応じてⅠ種~Ⅲ種が設けられています。
メンタルヘルス・ マネジメント検定 | Ⅰ種 マスターコース | Ⅱ種 ラインケアコース | Ⅲ種 セルフケアコース |
---|---|---|---|
対象者 | ・人事労務部門 ・経営幹部 | ・管理監督者 | ・一般社員 |
主な内容 | 社内のメンタルヘルス 対策の推進 | 部下のメンタルヘルス 対策の推進 | 従業員自身のメンタル ヘルス対策の推進 |
求められる レベル | メンタルヘルスケアの 計画ならびに産業保健 スタッフや専門機関等 との連携や教育企画が できる。 | 管理職として、部下が 不調に陥らないように 配慮し、安全配慮義務 に則って対応できる。 | 社員が自らのストレス 状況を把握し、不調に 早期に気づき自らケア できる。 |
なかでもⅠ種は、平均合格率1割台の難関資格!
人事・労務部門を中心に、企業のメンタルヘルスケア対策のかじ取りを行う方向けの試験です。
どちらかというと難しい資格
労務のおすすめ資格15選のうち、「どちらかというと難しい」に該当する資格は次の5つです。
※1 主催団体による公表値
※2 参考情報を基にした推定値
日商簿記検定2級
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと難しい」に分類される一つ目の資格は、「日商簿記検定2級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
日商簿記検定2級:22.1% ※
※統一試験の結果による
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです(統一試験のみ)。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
164 | 2023年6月 | 8,454 | 1,788 | 21.1 |
163 | 2023年2月 | 12,033 | 2,983 | 24.8 |
162 | 2022年11月 | 15,570 | 3,257 | 20.9 |
161 | 2022年6月 | 13,118 | 3,524 | 26.9 |
160 | 2022年2月 | 17,448 | 3,057 | 17.5 |
159 | 2021年11月 | 22,626 | 6,932 | 30.6 |
158 | 2021年6月 | 22,711 | 5,440 | 24.0 |
157 | 2021年2月 | 35,898 | 3,091 | 8.6 |
156 | 2020年11月 | 39,830 | 7,255 | 18.2 |
155 | 中止 | - | - | - |
154 | 2020年2月 | 46,939 | 13,409 | 28.6 |
日商簿記2級は商業簿記と工業簿記(原価計算を含む)の両方を修得できる資格です。
財務諸表から経営内容を把握し、企業活動や会計実務をふまえて適切に処理分析できるなど、経営管理に役立つ資格として高い人気を誇ります。
日商簿記2級の合格率(統一試験)はおおむね15~30%前後。
直近10回の合格率(統一試験)は、最高が30.6%(第159回)、最低が8.6%(第157回)となっています。
一方で、2020年12月から導入されたネット試験における日商簿記2級の合格率は40%前後。
本来、統一試験とネット試験は難易度に差がないはずですが、2022年までの実績としては、ネット試験の合格率のほうが高いというのが実態です。
また、ネット試験なら統一試験の日程を待つ必要がなく合否結果もすぐ分かるので、スピーディーに日商簿記2級を取得したい方はネット試験での受験をおすすめします。
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年金アドバイザー2級
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと難しい」に分類される一つ目の資格は、「年金アドバイザー2級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
年金アドバイザー2級:23.1%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
令和5(2023)3月 | 864 | 177 | 20.4 |
令和4(2022)3月 | 1,082 | 264 | 24.4 |
令和3(2021)3月 | 1,239 | 271 | 21.8 |
令和3(2020)3月 | 中止 | - | - |
令和2(2019)3月 | 1,325 | 279 | 21.0 |
令和2(2018)3月 | 1,638 | 431 | 26.3 |
令和1(2017)3月 | 1,676 | 382 | 22.7 |
令和1(2016)3月 | 1,903 | 429 | 22.5 |
平成30(2015)3月 | 2,242 | 616 | 27.4 |
平成29(2014)3月 | 1,676 | 382 | 22.7 |
平成28(2013)3月 | 1,903 | 429 | 22.5 |
年金アドバイザーは年金関連の相談・助言・指導等に関する能力を測る資格です。
レベルに応じて2~4級(1級無し)が設けられています。
年金 アドバイザー | 2級 | 3級 | 4級 |
---|---|---|---|
主な内容 | 年金および公的保険に 関する顧客相談や内部 研修等に応じるための 実践的・専門的知識 | 顧客からの年金相談に 応じるための基本知識 と実践的な応用力 | 年金に関する基礎的な 知識 |
取得を昇進昇格の条件にしたり研修に取り入れる等、金融業界を中心に人気の資格です。
なお、年金アドバイザー1級はなく、2級が最上位の級となります。
平均合格率が2割台と難しめの資格ですが、3年に1度、合格率が上昇する傾向があるのがポイント
タイミングを見て受験するのがおすすめです。
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年金アドバイザー3級
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと難しい」に分類される二つ目の資格は、「年金アドバイザー3級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
年金アドバイザー3級:33.9%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
令和5(2023)10月 | 2,495 | 551 | 22.0 |
令和5(2023)3月 | 3,075 | 727 | 23.6 |
令和4(2022)10月 | 3,526 | 1,199 | 34.0 |
令和4(2022)3月 | 4,157 | 1,325 | 31.8 |
令和3(2021)10月 | 5,029 | 1,768 | 35.1 |
令和3(2021)3月 | 6,023 | 2,310 | 38.3 |
令和2(2020)10月 | 10,256 | 4,968 | 48.4 |
令和2(2020)3月 | 中止 | - | - |
令和1(2019)10月 | 8,337 | 3,262 | 39.1 |
令和1(2019)3月 | 6,885 | 2,200 | 31.9 |
平成30(2018)10月 | 7,425 | 2,644 | 35.6 |
年金アドバイザー3級では、顧客の年金相談等に対応するための基礎知識と実践力が問われます。
平均合格率は3割台で推移するなど「3級」という括りでは、他の資格と比べやや難しい資格です。
\基礎から合格までの実践力が身に就く/
個人情報保護士
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと難しい」に分類される三つ目の資格は、「個人情報保護士」です。
個人情報保護士の平均合格率はこちら。
過去の平均合格率
個人情報保護士:37.3%
上記は、個人情報保護士認定試験の公式HP上に掲載されている「過去の平均合格率」です。
主催団体の公表によると合格者の平均年齢は37歳になります。
個人情報保護士は令和5年6月試験で第71回を迎える個人情報保護の定番資格。
資格発足から17年間でのべ20万人以上が受験した実績があります。
平均合格率の起算日は示されていないものの、第1回試験からの通算と推定すると合格率37.3%は比較的難易度の高い資格といえます。
一朝一夕の学習で乗り切ろうとはせず、体系的な学習ツールを用いて対策するようにしましょう。
なお、個人情報保護士認定試験の学習には、主催団体が行う対策講座がおすすめです。
\17年間で20万人以上が受験する定番資格/
労働法務士
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと難しい」に分類される四つ目の資格は、「労働法務士」です。
労働法務士の平均合格率はこちら。
過去の平均合格率(推定)
労働法務士:28.5%
上記は、主催団体(全日本情報学習振興協会)が公式HPに掲載する以下の記述から推定したものです。
本試験は、平成30年2月11日に第1回をスタート、平成30年7月で2回開催されており、計約700人が受験して約200人が合格しています。
出典:全日本情報学習振興協会HP 労働法務士概要ページ
700人が受験し、うち200人が合格したとすると、200人/700人×100=28.5%になります。
なお、労働法務士の合格率は未だ公表されていませんが、直近でも難易度は比較的高いと考えられます。
労働法務士の難易度が高いと推定する主な理由は以下の3つです。
✔ 労働問題を解決する専門職養成が目的
✔ 試験では労働法全般の知識が問われる
✔ 試験時間が150分と長い
労働法務士は、人事や労務、法務部門を中心に、企業における労働問題を解決できる専門職養成を目的とした試験です。
労働法務士認定試験の公式HPでは、次のように説明されています。
この試験は他の国家試験の労働法分野の試験と同格かそれ以上の知識の習得を目指しています。
出典:SMART合格講座 労働法務士対策講座ページ
社労士と学習範囲が重複するため、社労士試験の前哨戦にもピッタリです。
試験では、労働基準法をはじめ労働契約法や労働組合法など広範な分野から出題。
問題数は60問、試験時間150分とハードな内容となっています。
なお、労働法務士認定試験は毎年5月と11月の年2回。
社労士試験の前後で受験可能です。
労働法を詳しく学びたい方、社労士試験に向けて腕試したい方は、労働法務士に挑戦してみましょう。
\主催団体が開講する労働法務士対策/
どちらかというと易しい資格
労務のおすすめ資格15選のうち、「どちらかというと易しい」に該当する資格は次の4つです。
※1 参考情報を基にした推定値
日商簿記検定3級
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと易しい」に分類される一つ目の資格は、「日商簿記検定3級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
日商簿記検定3級:41.7% ※
※統一試験の結果による
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです(統一試験のみ)。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
164 | 2023年6月 | 26,757 | 9,107 | 34.0 |
163 | 2023年2月 | 31,556 | 11,516 | 36.5 |
162 | 2022年11月 | 32,422 | 9,786 | 30.2 |
161 | 2022年6月 | 36,654 | 16,770 | 45.8 |
160 | 2022年2月 | 44,218 | 22,512 | 50.9 |
159 | 2021年11月 | 49,095 | 13,296 | 27.1 |
158 | 2021年6月 | 49,313 | 14,252 | 28.9 |
157 | 2021年2月 | 59,747 | 40,129 | 67.2 |
156 | 2020年11月 | 64,655 | 30,654 | 47.4 |
155 | 中止 | - | - | - |
154 | 2020年2月 | 76,896 | 37,744 | 49.1 |
日商簿記3級はビジネスパーソンが身に付けるべき、基本的な商業簿記を習得できる資格。
簿記の入門資格ですが、小規模企業における企業活動や会計実務をふまえ、経理関連書類を適切に処理できるなど、企業から評価されています。
日商簿記3級の合格率(統一試験)はおおむね30~50%前後。
直近10回の合格率(統一試験)は、最高が67.2%(第157回)、最低が27.1%(第159回)となっています。
2020年12月から実施されている「ネット試験」の合格率も40%強と、統一試験と同程度です。
ちなみに、ネット試験はテストセンターに空きがあればいつでも受験可能。
できるだけ早く日商簿記3級を取得したい方は、ネット試験の利用をおすすめします。
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ビジネス実務法務検定2級
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと易しい」に分類される二つ目の資格は、「ビジネス実務法務検定2級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
ビジ法2級:47.4%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
53 | 2023年6月 | 5,218 | 1,523 | 29.2 |
52 | 2022年12月 | 5,549 | 2,807 | 50.6 |
51 | 2022年6月 | 4,249 | 2,246 | 52.9 |
50 | 2021年12月 | 4,733 | 2,977 | 62.9 |
49 | 2021年6月 | 3,549 | 2,426 | 68.4 |
48 | 2020年12月 | 6,890 | 2,990 | 43.4 |
47 | 2020年6月 | 中止 | - | - |
46 | 2019年12月 | 7,083 | 2,170 | 30.6 |
45 | 2019年6月 | 5,469 | 2,970 | 54.3 |
44 | 2018年12月 | 8,017 | 3,744 | 46.7 |
43 | 2018年7月 | 5,712 | 2,022 | 35.4 |
ビジ法2級は、1級同様、ビジネスに関わる幅広い法律知識が問われる資格試験です。
1級との相違点は求められるレベル。
1級が「ビジネス全般の法律知識を有し、様々なシーンで高度な判断や対応ができる」のに対し、2級は「豊富な実務経験を有し、弁護士など外部の専門家と連携できる」レベルとなっています。
その他、ビジ法2級は、受験回によって合格率が乱高下しやすい特徴があります。
過去の合格率推移をふまえて、タイミングを見て受験することをおすすめします。
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衛生管理者 第一種
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと易しい」に分類される二つ目の資格は、「衛生管理者 第一種」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
衛生管理者 第一種:48.0%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施年度 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
令和4(2022)年度 | 68,066 | 31,207 | 45.8 |
令和3(2021)年度 | 68,210 | 29,113 | 42.7 |
令和2(2020)年度 | 43,157 | 18,916 | 43.8 |
令和1(2019)年度 | 68,498 | 32,026 | 46.8 |
平成30(2018)年度 | 67,080 | 29,631 | 44.2 |
平成29(2017)年度 | 65,821 | 29,636 | 45.0 |
平成28(2016)年度 | 61,500 | 28,003 | 45.5 |
平成27(2015)年度 | 55,129 | 30,587 | 55.5 |
平成26(2014)年度 | 53,111 | 29,922 | 56.3 |
平成25(2013)年度 | 54,499 | 29,800 | 54.7 |
衛生管理者は、企業における衛生管理体制の構築に欠かせない存在です。
有資格者のなかから衛生管理者を選任し、事業所ごとに設置することが法律で義務付けられているため、人材ニーズが高い資格となっています。
なお、衛生管理者には、第一種と第二種の2つがあります。
それぞれ選任できる具体的な業種は次のとおり。
衛生管理者 | 第一種 | 第二種 |
---|---|---|
選任できる業種 | 建設業、製造業、鉱業 農林畜水産業、自動車 整備業、機械修理業、 医療業、清掃業…etc. ※健康に悪影響の出る 恐れのある業務および 放射線や化学物質等を 扱う業務も対象。 | 金融業、 通信業、 情報サービス業…etc. |
衛生管理者第一種のほうが対応できる業種が多いため、二種と比べて企業ニーズも高くなります。
平均合格率は50%弱と、国家資格としては取得しやすいオトクな資格!
人事・労務など管理部門をはじめ、衛生管理業務に従事する方はぜひ取得しておきましょう。
マイナンバー実務検定
労務のおすすめ資格15選のうち「どちらかというと易しい」に分類される三つ目の資格は、「マイナンバー実務検定」です。
マイナンバー実務検定の平均合格率はこちら。
過去の平均合格率(推定)
マイナンバー実務検定:41.6%
上記は、主催団体(全日本情報学習振興協会)が公式HPに掲載する以下の記述から推定したものです。
本試験は、マイナンバー法が施行された平成27年10月に先だって、平成27年8月よりスタートし、現在14回(平成30年6月試験まで)の開催を重ね、約4.8万人以上が受験し、約2万人の合格者数となっています。
出典:全日本情報学習振興協会HP マイナンバー実務検定概要ページ
4.8万人が受験し、うち2万人が合格したとすると、2万人/4.8万人×100=41.6%になります。
なお、上記の記述はマイナンバー実務検定1~3級をすべて含めた内容になっています。
そのため、各級の合格率は推定できず
参考に、マイナンバー実務検定1~3級のレベルは次のとおりです。
マイナンバー 実務検定 | 1級 | 2級 | 3級 |
---|---|---|---|
求められる レベル | マイナンバー法や制度 を理解し、安全管理に 必要な法知識を有する | マイナンバーを適切に 取り扱うための実務的 知識を有する | 私生活とマイナンバー 制度の関わりや仕組み を理解できる |
今後、ビジネスシーンにおけるマイナンバー利用範囲はますます拡大していきます。
人事労務など管理部門で働く方は、マイナンバー実務検定2級を目標にしましょう。
\マイナンバー利用拡大に対応!/
易しい資格
労務のおすすめ資格15選のうち、「易しい」に該当する資格は次の5つです。
※1 資格の予備校がうたう推定値
ITパスポート
労務のおすすめ資格15選のうち「易しい」に分類される一つ目の資格は、「ITパスポート」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
ITパスポート:51.0%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施年度 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
2022 | 231,526 | 119,495 | 51.6 |
2021 | 211,145 | 111,241 | 52.7 |
2020 | 131,788 | 77,512 | 58.8 |
2019 | 103,812 | 56,323 | 54.3 |
2018 | 95,187 | 49,221 | 51.7 |
2017 | 84,235 | 42,432 | 50.4 |
2016 | 77,765 | 37,570 | 48.3 |
2015 | 73,185 | 34,696 | 47.4 |
2014 | 71,464 | 34,215 | 47.9 |
2013 | 67,326 | 32,064 | 47.6 |
ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明する、経産省認定の国家資格です。
IT系資格入門レベルに相当し、ITエンジニアだけでなく、他職種の社会人や学生にも人気があり、近年では年間約20万人が受験しています。
なお、ITパスポートの直近10回の平均合格率は51.0%。
最年少の合格者は7歳(小学1年生)となっているなど、IT初学者でも十分合格を狙える資格です。
また、ITパスポート試験は、学生よりも社会人のほうが有利と言われています。
業務で使用するIT用語やビジネス用語が多く出題されるからです。
特に、ストラテジ系、マネジメント系の分野から出題されるビジネス用語や会社経営に関する知識が既に身についているため、難易度はさらに容易となると思われます。
実際、情報処理技術者試験の統計資料において、どの年度も、学生と比べ社会人の合格率のほうが高い結果に。
ITスキルを高めたい社会人の方は、はじめの一歩として、ITパスポート取得をおすすめします。
\令和4年度のITパスポート合格者450名/
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種
労務のおすすめ資格15選のうち「易しい」に分類される二つ目の資格は、「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種:52.6%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
35 | 2023年11月 | 11,781 | 6,661 | 56.5 |
34 | 2023年3月 | 11,918 | 6,444 | 54.1 |
33 | 2022年11月 | 10,998 | 6,401 | 58.2 |
32 | 2022年3月 | 11,128 | 7,763 | 69.8 |
31 | 2021年11月 | 10,053 | 4,664 | 46.4 |
30 | 2021年3月 | 10,686 | 7,285 | 68.2 |
29 | 2020年11月 | 10,343 | 5,840 | 56.5 |
28 | 2020年3月 | 中止 | - | - |
27 | 2019年11月 | 9,936 | 4,302 | 43.3 |
26 | 2019年3月 | 10,227 | 4,980 | 48.7 |
25 | 2018年11月 | 8,937 | 5,816 | 65.1 |
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種は、部下のメンタルヘルス対策に資する資格。
管理職者の立場から部下が不調に陥らないように配慮し、安全配慮義務に則って対応できるレベルを目標としています。
そのため、部下を要する管理職やリーダークラスの方におすすめです。
なお、難易度は高くないものの、合格率の変動が大きいのがメンタルヘルス・マネジメントⅡ種の特徴。
グラフ化すると、顕著なM字カーブを形成します。
Ⅱ種を目指す方は、過去の合格率推移をふまえてタイミングをみて受験するようにしましょう。
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衛生管理者 第二種
労務のおすすめ資格15選のうち「易しい」に分類される三つ目の資格は、「衛生管理者 第二種」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
衛生管理者 第二種:57.4%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施年度 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
令和4(2022)年度 | 35,199 | 18,089 | 51.4 |
令和3(2021)年度 | 36,057 | 17,922 | 49.7 |
令和2(2020)年度 | 22,220 | 11,729 | 52.8 |
令和1(2019)年度 | 33,559 | 18,511 | 55.2 |
平成30(2018)年度 | 32,985 | 17,271 | 52.4 |
平成29(2017)年度 | 31,537 | 17,302 | 54.9 |
平成28(2016)年度 | 29,186 | 16,189 | 55.5 |
平成27(2015)年度 | 25,716 | 16,983 | 66.0 |
平成26(2014)年度 | 25,069 | 17,365 | 69.3 |
平成25(2013)年度 | 26,555 | 17,878 | 67.3 |
衛生管理者第二種は、一種と同様、企業における衛生管理体制の構築に欠かせない存在。
金融・通信・情報サービスなど危険度の低い業種に限定されるものの、衛生管理者設置が義務付けられている企業にとってニーズの高い資格です。
なお、衛生管理者第二種の平均合格率は約6割と、国家資格の中でもかなり取得しやすい難易度になります。
国家資格を目指す方、資格学習の経験がない方、転職活動を有利に進めたい方におすすめします。
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種
労務のおすすめ資格15選のうち「易しい」に分類される五つ目の資格は、「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種:75.6%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
35 | 2023年11月 | 4,888 | 3,515 | 71.9 |
34 | 2023年3月 | 5,035 | 3,995 | 79.3 |
33 | 2022年11月 | 5,458 | 3,787 | 69.4 |
32 | 2022年3月 | 4,849 | 3,121 | 64.4 |
31 | 2021年11月 | 5,371 | 3,824 | 71.2 |
30 | 2021年3月 | 5,051 | 4,135 | 81.9 |
29 | 2020年11月 | 5,046 | 4,361 | 86.4 |
28 | 2020年3月 | 中止 | - | - |
27 | 2019年11月 | 5,248 | 3,501 | 66.7 |
26 | 2019年3月 | 4,595 | 3,663 | 79.7 |
25 | 2018年11月 | 4,528 | 3,870 | 85.5 |
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種は、自らのメンタルヘルス対策に資する資格。
従業員自身が、ストレス状況を把握したり不調に早期に気づくなどのケアができるレベルを目標としています。
平均合格率は7割強と、初学者の方も挑戦しやすい資格です。
セルフケアについて学びたい方は、メンタルヘルス・マネジメントⅢ種の受験をおすすめします。
ビジネス実務法務検定3級
労務のおすすめ資格15選のうち「易しい」に分類される四つ目の資格は、「ビジネス実務法務検定3級」です。
直近10回の平均合格率はこちら。
直近10回の平均合格率
ビジ法3級:77.3%
直近10回の受験者数・合格者数・合格率は以下のとおりです。
実施回 | 実施年月 | 実受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
53 | 2023年6月 | 7,344 | 3,511 | 47.8 |
52 | 2022年12月 | 7,307 | 5,866 | 80.3 |
51 | 2022年6月 | 6,261 | 5,427 | 86.7 |
50 | 2021年12月 | 7,818 | 6,714 | 85.9 |
49 | 2021年6月 | 6,461 | 5,639 | 87.3 |
48 | 2020年12月 | 9,372 | 7,097 | 75.7 |
47 | 2020年6月 | 中止 | - | - |
46 | 2019年12月 | 11,195 | 7,906 | 70.6 |
45 | 2019年6月 | 9,866 | 7,911 | 80.2 |
44 | 2018年12月 | 10,783 | 8,186 | 75.9 |
43 | 2018年7月 | 9,025 | 7,525 | 83.4 |
ビジ法3級も、1級2級と同様、ビジネスに関わる幅広い法律知識が問われる試験です。
ビジネスで理解すべき、基礎的な法律知識を有し問題点を発見できるレベルを目標としています。
なお、ビジ法3級は平均合格率7割と初学者も合格を狙える資格です。
労務など管理部門をはじめ、コンプライアンスに対応するスキルを学びたい方におすすめします。
\2級・3級のセットコースがお得!/
MOS上級レベル
労務のおすすめ資格15選のうち「易しい」に分類される六つ目の資格は「MOS上級レベル」です。
MOS上級レベルの平均合格率はこちら。
過去の平均合格率
MOS上級レベル:約60%
上記は、あくまでも資格の予備校などがうたう「推定値」です。
MOSを主催する㈱オデッセイコミュニケーションズでは、MOSの合格率は公表していません。
MOSの試験会場となっている全国各地のパソコンスクールが内部情報として合格率を計測しているに留まり、パソコンスクール全体の合格率は90~95%くらいといわれています。
ちなみに、MOS試験は、最初から上級レベル(エキスパート)の受験も可能。
試験科目(WordやExcelなど)が、個々に独立しているからです。
マイクロソフトオフィス製品はバージョンごとに新しい機能が追加されるため、MOSもバージョンごとに試験が設けられています。
なお、資格のバージョンアップや更新制度はないので、新しいバージョンの資格を取得したい場合あらためて受験が必要となります。
\オンラインで学習できるMOS講座/
MOS一般レベル
労務のおすすめ資格15選のうち「易しい」に分類される七つ目の資格は「MOS一般レベル」です。
MOS一般レベルの平均合格率はこちら。
過去の平均合格率
MOS一般レベル:約80%
上記は、あくまでも資格の予備校などがうたう「推定値」です。
MOS上級レベル同様、MOS一般レベルも正式な合格率は発表されていません。
なお、MOS一般レベルはパソコンスクールに通わなくても独学で合格を狙える資格。
パソコン、テキスト、ソフトの3つが揃っていれば自宅でも勉強できます。
テキストの模擬問題で90%以上正答できるなら、MOS試験本番で合格する可能性が高まります。
ただし、受験するソフトにより難易度が大きく変わるので要注意!
独学では不安だという方は、パソコンスクールが開講する通信講座の受講をおすすめします。
\オンラインで学習できるMOS講座/
まとめ
以上、労務のおすすめ資格15選の難易度について解説しました。
資格学習を始める際は、予め各資格の難易度を把握しておきましょう。
自分のレベルに合った資格を選ぶことで、途中で挫折することなく資格取得を目指せます。
なお、資格学習においては、合格までどの位勉強時間が必要か把握することも重要です。
以下、労務のおすすめ資格15選の「合格に必要な勉強時間」について解説しているので気になる方はこちらもどうぞ。