本ページにはプロモーションが含まれています
企業の管理部門で働く方やこれから労務を目指す方は、こんな悩みを抱えていませんか?
✔ 労務の役割がよく分からない
✔ 労務に向いているのか不安だ
✔ 労務のキャリアがイメージしにくい
そこで本記事では、企業における労務の主な役割や向き・不向き、キャリアパスについて紹介!
記事を読むメリットは次のとおりです。
〇 主な役割や人事総務との違いが分かる
〇 労務に向いている人の特徴が分かる
〇 労務のキャリアビジョンが描ける
具体的には、筆者自身の実務経験を元に、労務の魅力や面白さ、仕事内容、労務に向いている人の特徴やキャリアパスを解説します。
労務に向いているか不安な方や具体的なキャリアビジョンを描けずに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
\労務のスキルアップにおすすめ/
労務とは
労務とは、企業における労働に付随する関連業務全般の意。
企業の四大経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)の内、最も重要な「ヒト」に関わるエキスパートとして、規則規程類の整備や勤怠・安全衛生等の管理業務を通じて従業員をサポートしています。
ちなみに、企業における労務の役割は「従業員が安心して働ける組織づくり」です。
就業規則の改訂や36協定における時間外労働上限の見直しなど、働く上で欠かせないルール作りを担っています。
従業員の勤怠管理や給与計算、福利厚生などの細かな管理業務にも従事。
健康診断の受診・ストレスチェックの実施・職場巡視といった安全衛生管理もになうなど、企業における役割は幅広いものとなっています。
また、幅広い業務をこなすことで、社会人として働く上で役立つ知識が身に付くのも労務の魅力。
業務によっては経営的なポジションで活躍できるなど、従業員を支えるやりがいを感じられる仕事です。
なお、人事や総務と混同されやすい労務ですが、企業における役割には明確な違いがあります。
人事は「従業員の採用や能力開発」、総務は「組織運営の円滑化」を掲げる一方、労務は「従業員の労働環境の整備」をミッションとしています。
管理部門として「ヒト」に関わる仕事という共通点はあるものの、労務・人事・総務に期待される役割はそれぞれ異なるのが特徴です。
別の記事で、労務の役割、魅力や面白さ、人事や総務との違いを詳しく解説しているので気になる方はこちらもどうぞ。
労務の業務内容と必要な知識
労務部門の主な業務内容は、次の7項目です。
<労務の主な業務内容>
1.規則・規程の管理運用
2.勤怠管理
3.給与計算・年末調整
4.公的保険の手続き
5.労働契約の管理
6.安全衛生管理
7.労務トラブル対応
就業規則や労使協定、内規の管理運用をはじめ、従業員の勤怠管理や給与計算等の細かな業務にも対応します。
大企業であれば、各業務に個別の担当を割り振りますが、規模が小さな企業は一人が複数の業務を横断的に担当する場合もあります。
各業務の詳細は、以下で解説しているので、気になる方はこちらもどうぞ。
なお、上記7項目の業務を担当するにはそれぞれ専門的な知識が必要です。
理由は、法律に基づいた業務が大半を占めるから。
例えば、就業規則や労使協定等の管理運用・勤怠管理・給与計算では、労働基準法の知識が必須!
公的保険や年末調整業務においては、労働保険や社会保険に加えて、税法の知識も求められます。
最近では、企業のハラスメント防止措置の義務化など、労務に必要な知識は年々増えています。
別の記事で、労務に必要な知識を詳しく解説しているので、気になる方はこちらもどうぞ。
労務に向く人と向かない人
業務の特性上、労務には「向いている人」と「向いてない人」がいます。
労務に向いている人の特徴10選
労務に向いている人の特徴は次のとおり。
労務に向いてない人の特徴10選
一方、労務に向いてない人の特徴は次のとおり。
上記の向いている人、向いてない人の各特徴は、労務の業務特性をふまえたものです。
担当領域により必要な資質はさまざま
別記事で、労務に向いている人、向いてない人の特徴について詳しく解説しているので、気になる方はこちらもどうぞ。
<労務に向いている人の特徴10選>
<労務に向いてない人の特徴10選>
労務の主なキャリアパス
最後に、労務のキャリアパスを紹介します。
労務の主なキャリアパスは次の3つです。
企業における労務部門は、バックオフィスの要。
日頃から人事・総務・経理の各部門と連携しつつ管理部門全体を統括するポジションになります。
そのため、労務担当者は各々の希望・適正・会社の要望に応じ、管理部門のゼネラリスト or 労務部門のスペシャリストを目指すのが一般的です。
<管理部門のゼネラリスト>
・労務部門のプロパー業務を担当
・数年のスパンで他の管理部門へ異動
・経験に応じ、係長>課長>部長へと昇進
└その後、管理部門各部の部長などを歴任
<労務部門のスペシャリスト>
・労働契約や給与計算の月次業務を担当
・数年後、勤怠や安全衛生の管理を担当
・経験に応じ、規則規程類の構築を担当
└部門内で、係長>課長>部長へと昇進
上記の他、豊富な実務経験を活かして「社労士」として独立するパターンもあります。
労務の仕事内容は、その多くが社労士試験の出題範囲に含まれるなど試験対策に役立つからです。
また、就業規則や労使協定等の作成、給与計算や社会保険手続きの業務経験は、開業社労士として企業から契約を獲る際のアピールにも効果的!
業務経験や志向をふまえた上で、様々なキャリアビジョンを描くことができます。
なお、別記事で労務のキャリアパスを詳しく解説しているので、気になる方はこちらもどうぞ。
まとめ
以上、企業における労務の役割、魅力や面白さ、業務内容、向き・不向きの特徴を解説しました。
労務はバックオフィスの要といえる重要な部門!
経験を積むことで、さまざまなキャリアビジョンを描くことができます。
なお、労務のスキルアップには、専門知識の習得が不可欠です。
別の記事で、労務のおすすめ資格15選を解説しているので、気になる方はこちらもどうぞ。