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企業の第一線で働く30代・40代・50代のビジネスパーソンはこんな悩みを抱えていませんか?
✔ 仕事から学べることが少なくなった
✔ 自身のキャリアに限界を感じている
✔ 成長できる新しい環境を模索したい
そこで本記事では、仕事のマンネリ化やスキルの頭打ちでキャリアが停滞気味の社会人が成長意欲を取り戻す方法について紹介します。記事を読むメリットは以下のとおりです。
〇 学び直しをするきっかけになる
〇 キャリアアップへの意欲が湧く
〇 新しい活躍の場が見えてくる
具体的には社会人が働きながら大学院へ進学するメリットについて解説します。
私自身も「学び直し」を求めて大学院へ進学しました。
大学院では、企業が直面する問題や取り組みの最新事例を学習。実務家としての知見が広がり、より俯瞰的に組織の課題を捉えられるようになりました。実体験を元にした内容なので、学び直しやキャリアアップを目指す方はぜひ参考にしてみてください。
\社会人の学び直しやキャリアアップに/
学び直しの場としての大学院
ここ最近、社会人の「学び直し」の場として注目されているのが大学院です。学部から大学院に直接進学した割合は2010年度をピークに減少傾向に転じる一方、大学院生に占める社会人の割合はこの20年間でほぼ右肩上がりで、今や大学院生の4人に1人が社会人となっています。
なかでも社会人から人気が高まっているのが、AIや統計学、データ解析の手法、データサイエンスを学べる大学院。各企業がこういったスキルを身に付けた人材を求める時代に突入したからです。ITスキルはもはや文系・理系に関係なく必須となりつつあります。
文部科学省では2021年に、大学生や高専生を対象に数理やデータサイエンス、AIを活用する基礎的能力の育成を目指す「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(MDASH)」を創設。文理を問わず、大学生と高専生全員(年間約50万人)が、初級レベルの数理、データサイエンス、AIを習得することを目指しています。
こうした背景をふまえ、時代に取り残されかねないという危機感から「学び直し」を求めて大学院へ進学する社会人が増えています。
終身雇用の希薄化が影響
大学院生に占める社会人の割合が増えている理由は他にもあります。それは「終身雇用の希薄化」です。最近は、トヨタをはじめ「終身雇用継続は困難」という見解を出す企業が増えています。
これまでのように「大手に入社すれば定年まで安泰」とはいかず、キャリアチェンジを前提とした時代に突入。年金の支給開始年齢引上げに伴う現役時代の伸長も相まって、第一線で働き続けるには「学び直し」によるキャリアの見直しやスキル向上が求められています。こうした背景も社会人の大学院進学者数の増加に影響を与えています。
大学院での学びも多様化
上述のとおり日本社会では終身雇用が希薄化し、転職が当たり前の時代になりつつあります。それをふまえて厚生労働省は「雇用される能力」を意味する「エンプロイアビリティ」を自らの手で高めるよう求める方針を打ち出しました。文部科学省も「高度人材育成のための社会人の学び直し」を推進しています。
こうした背景を受けて大学院での学びも多様化。1年で必要な課程を修了できたり、3~5年の長期履修制度で年間の科目修得数を少なくすることで、社会人院生の負担を減らしたりする大学院もあるなど、仕事の都合や生活のスタイルに応じて学び方を選択できるようになっています。
最近はオンライン授業を採用する大学院も増え、忙しい社会人でも時間の都合がつけやすくなりました。入学せずに授業が受けられる科目等履修生や聴講生といった制度も設けて、大学院で学べる機会はさらに拡充しました。国からの奨励も相まって社会人の大学院進学を後押ししています。
入試の簡素化で入りやすい
社会人の大学院進学者数が増えている要因には、大学院入試の簡素化もあります。グローバル化に伴う高度職業人育成ニーズの高まりからMBAをはじめ高度職業人を数多く輩出するため、大学院入学の間口が広がったことが主な理由です。
実際に最近の大学院入試は「面接」や「小論文」の試験が大半を占めます。以下は当サイトで紹介する夜間開講型の大学院17選の入試科目の内訳(書類選考を除く)です。「面接」もしくは「面接+小論文」を試験科目とする大学院は17校中14校となっています。
入試科目 | 該当する大学院 |
---|---|
面接のみ | 7校 |
面接+小論文 ※ ※ 課題エッセイ含む | 7校 |
面接+筆頭試問 | 1校 |
面接+英語 | 1校 |
面接+小論文+英語 | 1校 |
筆記試験や外国語和訳が当たり前だった時代と比べて、受験対策にかける時間が減り挑戦しやすくなりました。英語試験が残っている大学院もありますが、出願時に英語能力の証明書類(TOEIC®やTOEFL®のスコアシート)を提出すれば免除されるため、実質は面接と小論文のみの大学院が9割を占めています。
別の記事で、夜間開講型大学院17選の入試概要を解説しています。気になる方はこちらもどうぞ。
社会人に大学院を勧める理由
「自分の世界の狭さに不安を感じる」「努力しているのに結果が伴わない」「今の仕事がなくなったらどうしよう」といった悩みを抱える社会人は少なくありません。会社と家を往復する毎日に不安を感じ、視野を広げるために何か学んだほうがよいのではないか…。そんな漠然とした思いをきっかけに大学院の門を叩く方も沢山います。
社会人が大学院を目指す主な動機は「職業的学び」「趣味の学び」の2つです。
職業的学び:将来のキャリアのために学ぶ
趣味の学び:興味関心を深めるために学ぶ
「職業的学び」はともかく「趣味の学び」のためにわざわざ大学院に通うわなくても…と思うかもしれませんが、新しい世界に触れることはその先の自分の可能性を見つめることにつながります。特にここ最近は、生成AIの登場で世の中が大きく変わり、職業的スキルについても過去の常識が通用しない時代に突入しました。
むしろ「面白そう」と思って学んだことがこれからの時代の専門性となり、新たなキャリアを築くきっかけになり得ます。一方の「職業的学び」においても、仕事の専門性を高めたり、職務上の課題解決につながったりと現在のキャリアを大きく発展させることが可能です。
そのため「将来への不安を解消したい」「今の仕事で成果を出したい」「他の職業選択の道を模索したい」と考える方ほど大学院はうってつけ。仕事で行き詰まりを感じている社会人にこそ大学院進学をおすすめします。
別の記事で、進学先を探す際の情報収集について解説しています。気になる方はこちらもどうぞ。
大学院進学の具体的メリット
働きながら学び直しできる
社会人の大学院進学のメリット一つ目は、働きながら学び直しできることです。社会人が大学院に進学することで、仕事の専門性を高めたり、アカデミックな領域に挑戦することで新たな知見を得ることにつながります。
一口に大学院といっても種類は様々。
■ MBAを取得できる経営系の大学院
■ 語学力を高められる人文系の大学院
■ 先端技術を学べる理工系の大学院
…etc.
社会人の場合、資格が取得できる大学院をめざすケースが大半を占めます。経営に必要な知識やスキルを身につけてMBA(経営学修士)を取得できるビジネススクールや司法試験をめざす法科大学院、税理士や会計士になるためのアカウンティングスクール、臨床心理士の資格取得を目指す大学院が人気です。
理系では、AIやIoTに通じた人材を育成するICT(情報通信技術)やエンジニアのMBAと言われるMOT(技術経営)を扱う大学院が注目を集めています。
これらの背景には、企業が従業員に対して時代の変化に対応するために学び直しを促す「リスキリング」や個人が新たな時代へ対応するために自ら学び直す「リカレント教育」の動きが関係しています。
DXやGXといった社会変革の影響による働き方の変化に対応するため、ビジネスパーソンは今までの知識や経験を捨てて新たな知識やスキルを得ることが求められています。それに伴い一昔前は「研究者養成」が主だった大学院も、最近は「高度な専門職業人養成」に力を入れるように変化しました。
個々人のキャリア志向に応じて、士業の資格を取得できたり、仕事の実践力養成を目的としたりするなど学習領域も多角化。大学院進学を通じて「アップスキリング」や「キャリアチェンジ」と各々の志向に応じた学び直しができる環境となっています。
キャリアアップが見込める
社会人の大学院進学のメリット二つ目は、「キャリアアップが見込める」ことです。大学院での学びを通じてビジネスの視野を広げることで、仕事の専門性向上やキャリアチェンジ、昇進昇格につながりやすくなります。
以下はリクルートが運営する検索サイト『スタディサプリ社会人大学・大学院』による社会人の学びに関する意識・実態把握調査の結果です。
社会人の大学院進学後の変化に関する調査で、進学者の65%がキャリアアップにつながるポジティブな変化があったと回答しています。
内訳を見ると、「視野が広がった」「専門性が深くなった」といった回答をはじめ、「年収増加」「起業できた」「昇進・昇格」の項目がずらり。
また大学院進学者の内、「年収が増えた」と回答した割合は全体で23.4%(男性20代は44.1%)と、収入増加につながることも示されています。
最近はグローバル企業を中心に、MBA取得を昇進条件にする企業も増えるなど、キャリアアップを目指す上で大学院進学の重要性は増しています。
職業選択の幅が広がる
社会人の大学院進学のメリット三つ目は、「職業選択の幅が広がる」ことです。大学院の修士課程を修了することで、これまで学歴要件を満たさなかった求人に応募できるなど、職業選択の幅が大きく広がります。
一般的に修士以上の学位が求められる職種は以下のとおり。
大学の教授や研究職など、アカデミックな求人は「修士」以上の学位を求められる場合が大半です。またメーカーの研究・開発職やシンクタンクのコンサルを目指す方にとっても大学院進学は必須条件。職業選択において「専門職」というキャリアの選択肢を増やす上でも、大学院進学は社会人にとって大きなメリットが見込めます。
まとめ
以上、社会人に大学院進学を勧める理由と具体的なメリットを解説しました。終身雇用の希薄化や現役時代の伸長に伴い、学び直しを求めて大学院を目指す社会人は増えています。「仕事の専門性を高めたい」「アップスキリングやキャリアチェンジを図りたい」という方は、ぜひ大学院の門を叩いてみてください。
\社会人の学び直しやキャリアアップに/
別の記事で大学院進学にかかる学費と支援制度を解説しています。気になる方はこちらもどうぞ。