本ページにはプロモーションが含まれています。
社労士受験を考えている方、または勉強中の方はこんな悩みはありませんか?
✔ 現状のやり方で合格できるか不安
✔ 合格者がどう勉強したのか気になる
✔ おすすめの勉強法が知りたい
そこで本記事は社労士受験におすすめの勉強法を紹介。記事を読むメリットは以下のとおりです。
〇 今の勉強法を見直すきっかけになる
〇 合格者がどの様に勉強したか分かる
〇 社労士におすすめの勉強法が分かる
具体的には、筆者が社労士に合格した勉強法を紹介します。私自身、一発合格を狙ったものの上手くいかず、二回目の挑戦で社労士合格を勝ち取りました。

その経験を元に、合格した年と不合格だった年の勉強法の違いを比較!
合格するために「何が足りなかったのか」も含めて解説します。社労士受験を検討している方、すでに勉強中の方はぜひ参考にしてみてください。
\令和6年度の社労士試験合格率30.96%/

社労士のおすすめ勉強法7選

以下、筆者自身の受験経験をふまえて、社労士に合格するためのおすすめの勉強法を紹介します。
社労士の教材は一本に絞る
社労士受験におすすめの勉強法1つ目は「教材を一本に絞る」です。社労士の教材を一本に絞ったほうがよい理由は以下のとおり。
〇 優れた教材が一つあれば合格できる
〇 教材を絞ったほうが勉強に集中できる
社労士受験は、一つの教材をやり込めば十分合格できます。

私が受験で使用した教材は、通っていた予備校のテキストと問題集のみ。
余計なものに手を出さずとも、一つの教材で合格することができました。予備校のテキストは社労士受験の専門家が作った一冊。最新の法改正情報や出題傾向をもれなく学習できます。
市販の教材に関しても、大手の予備校が出版しているものがほとんど。いずれも過去試験の傾向を分析して、その年に出題されそうな問題を中心に解説しています。
予備校のテキストだろうと市販のテキストだろうと十分合格を狙えるので、教材を一本に絞っても何ら支障はありません。

社労士の教材を一本に絞ることで、勉強に集中できるメリットもあります。
同じ教材(テキストと問題集)を使えば、解説の順番や言い回し等に一貫性があり、スムーズに学習できます。逆に複数の教材を使うと単元の順番が異なっていたり、同じ問題を別の尺度や言い回しで解説するケースが出てきます。

結論は同じでも、言い回しが違うと理解の妨げになりかねません。
そのため、社労士受験で使用する教材は「一本に絞る」のがおすすめ。予備校に通う方は予備校で提供された教材、独学の方は自分で選んだ参考書や問題集のみに絞って学習しましょう。
\令和6年度の社労士試験合格率35.82%/

問題演習(アウトプット)を重視する

筆者が実践したおすすめの勉強法2つ目は、「問題演習(アウトプット)を重視する」です。問題演習に力を入れるべき理由は以下のとおり。
〇 問題の本質を理解できる
〇 解答のスピードが早くなる
〇 様々な出題形式に対応できる
問題演習に力を入れることで、問題の本質を理解しやすくなります。
社労士試験の出題はすべて文章の塊。長文を読んで「何を問われているのか」理解しなければなりません。問題演習を徹底すると、読解力が高まり問題の本質を理解できるようになります。
同時にインプットする際のポイントを絞れたり、法の建付けを理解することにもつながるため、社労士受験生は問題演習(アウトプット)の徹底をおすすめします。

解答スピードが早くなることも、問題演習を徹底するメリット!
社労士試験は時間との勝負です。とりわけ午後の択一式試験を攻略するには、1問1分ペースの解答スピードが求められます。
筆者も問題演習を繰り返したことで、問題文の最初のワンフレーズを読んだだけで「何を問われているか」「どこが引っかけか」「正解は何か」が瞬時にわかるレベルまで達しました。本試験で時間切れとならないよう、アウトプットを徹底して解答スピードを高めておきましょう。

問題演習を徹底することで、多様な出題形式にも対応!
社労士試験では、法律上の細かな数字や文言をベースにした問題がさまざまな形で出題されます。問題演習は回数とバリエーションをこなして、問われ方が変わっても問題なく対応できるようにしておきましょう。
\令和6年度の社労士試験合格者689名/

問題演習は5回転以上こなす
社労士受験におすすめの勉強法3つ目は「問題演習は5回転以上こなす※」です。主な理由は以下のとおり。
※1回転:各科目の問題演習をすべて解くこと
〇 学習内容を長期的に記憶できる
〇 5回転以上こなしたら合格できた
〇 得点が合格基準を大幅に上回った
心理学者のヘルマン・エビングハウスが提唱する「エビングハウスの忘却曲線」によると、人は一度記憶した内容を1日で74%忘れます。

そのため、長期的に記憶を維持するには「定期的な復習」が必要。以下は反復学習をした場合とそうでない場合の記憶度を比較したグラフです。一定の期間で復習したほうが長期的に学習内容を記憶できることが示されています。

とりわけ社労士試験は年1回なので、学習した内容を長期的に記憶できるかがポイント!

私の場合、得意科目は5回転、不得意科目は6~7回転こなしました。
問題演習を5回転以上こなしたことで、本試験の得点は合格基準を大きく上回りました。以下は、問題演習を5回転以上こなして挑んだ「第41回社会保険労務士試験」の成績通知書です。

【合格】第41回社労士試験
選択式:36点(25点以上)
択一式:56点(44点以上)
※( )内はその年の合格基準点
選択式、択一式ともに合格基準点を大幅に超える結果となりました。科目ごとの足切りに引っかかる心配もなく、自己採点を終えたあとは、余裕をもって合格発表を待つことができました。

一方、問題演習を3回転こなした状態で受験した第40回試験は「不合格」。

【不合格】第40回社労士試験
選択式:35点(25点以上)
択一式:46点(48点以上)
※( )内はその年の合格基準点
受験の結果、問題演習3回転では知識の定着が十分ではなかったと痛感。とりわけこの年は、択一式の合格基準が「48点」と高めだったことも影響し、わずか2点で涙を飲む結果となりました。
この経験から、問題演習は少なくとも各科目5回転、苦手な科目は追加で1~2回転こなすことをおすすめします。
\スマホでいつでもどこでも学習できる/

間違えた問題を中心に復習する

「間違えた問題を中心に復習する」のも、社労士受験でおすすめの勉強法。間違えた問題をメインで復習するメリットは以下のとおりです。
〇 復習に十分な時間を確保できる
〇 苦手な科目に時間をかけられる

社労士は出題範囲が広く、まともに全ての問題を復習する余裕はありません
【社会保険労務士の試験科目】
1.労働基準法および労働安全衛生法
2.労働者災害補償保険法
3.雇用保険法
4.労働保険の保険料の徴収等に関する法律
5.労務管理その他労働に関する一般常識
6.社会保険に関する一般常識
7.健康保険法
8.厚生年金保険法
9.国民年金法
選択式・択一式とも各科目ごとに合格基準点(足切り)が設定されているため、全ての科目をある程度のレベルまで学習しなければなりません。間違った問題を優先的に取り組むことで、全科目をバランスよく復習する時間を捻出できます。

苦手な科目に時間をかけられることも大きなメリット。
間違えた問題の復習は思った以上に時間がかかります。暗記だけに頼って「なぜそうなるのか」を理解できていないからです。法の建付けを理解するには、間違えた箇所だけでなく、関連分野のテキストもさらう必要があります。
苦手な科目や問題を克服するためにも、間違えた問題を優先して復習するようにしましょう。

一度正解した問題でも、理解が乏しい箇所は要注意!
・正解の理由を説明できるか
選択肢を見た際に「これが正解」と分かる問題でも、その理由を説明できないのであれば理解が乏しい証拠です。理解度に応じて、問題演習の各問に「〇」「△」「×」の印を付しておくのがおすすめ。後々復習しやすくなります。
\令和6年度の社労士試験合格率30.96%/

予備校の模試を受ける

社労士試験におすすめの勉強法で欠かせないのが「予備校の模試を受ける」ことです。社労士受験生に模試が欠かせない理由は以下のとおり。
〇 本試験のシミュレーションができる
〇 相対的な順位がわかる
社労士試験は午前80分+午後210分におよぶ長期戦です。どのくらい集中力を保てるか、体調不良を避けるために食事や水分補給をどうすべきか、色々と試しておく必要があります。

予備校の模試はまさに絶好の機会!
シミュレーションとして、本番さながらの雰囲気や緊張感を体験しておきましょう。解答にかける時間配分の練習にもおすすめ。「どこでつまづきやすいのか」「何に時間を取られるのか」を確認するのがポイントです。
受験生全体の中での順位が相対的に分かるのも、模試を受ける大きなメリット。社労士は受験生全体の上位数%のみ合格できる相対評価の試験だからです。

いくら高得点を取っても、上位数%に入らなければ合格できません。
合格の目安は最低でも上位1割以内に入ること。自分が「上位何%に位置しているか」確認するためにも、予備校の模試は必ず受けましょう。
\令和6年度の社労士試験合格率35.82%/

勉強時間を気にしない

社労士におすすめの勉強法6つ目は「勉強時間を気にしない」ことです。勉強時間を気にしない方が良い理由は以下のとおり。
〇 合格に必要な勉強時間は個人差がある
〇 大切なのは勉強時間より演習の練度
結論、合格に必要な勉強時間には個人差があります。「何時間勉強したから受かる」というものでもありません。
その一方、社労士受験では「標準勉強時間」なるものがよく取り上げられます。これは合格水準に達するのに必要な標準的な勉強時間を指し、社労士は800~1,000時間程度と言われています。

ですが、これはあくまで目安。
個々の知見や理解の速さ、実務経験の有無などによって社労士の勉強時間は大きく異なります。例えば、人事労務の実務経験や法的知見のある人はより少ない時間で合格水準に達するケースもあれば、初学者は更に時間を要する場合もあります。
それよりも大事なのは「問題演習の練度」。社労士に合格するには、学習内容を繰り返しアウトプットして長期的に記憶させなければなりません。

そのため「何時間勉強したか」でなく「どれだけ演習をこなしたか」を計るほうが重要です。
実際、私が受験生だった時は勉強時間を一切気にしませんでした。問題演習の回数はカウントしていたものの、勉強時間は一切計測していません。
「〇時間勉強したから合格できる」などと根拠のない自信を持つのではなく、問題演習の練度を高めて自信を深めましょう。
\令和6年度の社労士試験合格者689名/

勉強は毎日やる

私が実践した社労士におすすめの勉強法7つ目は「勉強は毎日やる」ことです。勉強を毎日やることを勧める理由は以下のとおり。
〇 社労士の勉強を習慣化できる
〇 試験に対する不安や焦燥が和らぐ
社労士受験で毎日勉強することを勧める理由の一つは、勉強を習慣化できるからです。通勤時や仕事の休憩中、帰宅してから寝るまでの間など、スキマ時間でも勉強する時間を設けましょう。

試験に対する不安や焦燥が和らぐ効果もあります。
私自身、受験期間中に勉強の手を止めると、言いようのない不安や焦燥に駆られることがよくありました。実は勉強を継続していたほうが気持ちは楽になります。わずかな時間でも構わないので、毎日継続することが大事です。

筆者の経験上、社労士の勉強を毎日続けるコツは3つ。
①無理をしない
②完璧を求めない
③問題数や単元で区切る
社労士の勉強を毎日続ける一つ目のコツは「無理をしない」こと。社労士のような長期戦の試験は、無理をし続けると途中で挫折します。そのため仕事で忙しい日は、問題演習の中から1問だけ解くでもOK。

今日は時間がないから、この問題だけ解こうでかまいません。
1問解いて答え合わせするだけなら5分程度で出来るので、勉強を毎日続けられないという方はぜひ実践してみてください。
勉強を毎日続ける二つ目のコツは「完璧を求めない」ことです。社会人は急な残業や同僚との付き合いで、予定していた勉強時間を確保できないケースがよくあります。計画どおりに勉強できなくても、自分を責めないようにしましょう。

「○○まで進めるつもりだったけど、時間がないし△△まででいいや」でOK。
完璧を求めず柔軟に対応することで、無理なく勉強を続けられます。
今日やることを「問題数や単元で区切る」のも、勉強を毎日続ける上では効果的。日々どこまで勉強したのか進捗を把握しやすく、モチベーションを維持できるからです。

学習計画を立てやすく修正もしやすいので、ぜひ試してみてください。
\スマホでいつでもどこでも学習できる/

まとめ
以上、社労士受験におすすめの勉強法7選を解説しました。

社労士に合格する秘訣は、ずばり問題演習(アウトプット)を徹底すること
予備校の模試を受けて自分の実力を把握しつつ、上位1割以内を目指して学習に励みましょう。
別記事で、社労士受験における息抜きの重要性を解説しています。気になる方はこちらもどうぞ。