この記事にはプロモーションが含まれています。
消防設備士6類(乙6)の受験を検討する方は、こんな悩みはありませんか?
✔ 勉強を始める時期が分からない
✔ 合格に必要な学習期間は何か月?
✔ 1日あたりの勉強時間は何時間?
筆者は副業として消防設備点検に従事し、副業をはじめて1年が経った頃に消防設備士6類(以下、乙6)を受験しました。

専門知識ゼロでしたが、市販のテキストで勉強し、一発合格できました。
そこで本記事では乙6を受験する方に向けて、合格に必要な勉強時間を紹介。筆者自身、初学でも合格できた経験をふまえて、合格に必要な学習期間や1日あたりの勉強時間について解説します。
\消防設備士乙6の受験対策ならJTEX/

乙6の試験概要と出題範囲

勉強時間を紹介する前に、乙6の試験概要と出題範囲を確認しましょう。消防設備士は、劇場やデパート、ホテルなどの建物に設置された「消防用設備等」の工事や整備、点検を行うのに必要な国家資格です。取り扱う設備の種類に応じて1~7類+特類に分かれており、そのうち6類(乙6)は消火器を取り扱う資格になります。
【消防設備士6類(乙6)試験概要】
乙6 | 筆記試験 | 実技試験 |
---|---|---|
出題数 | 30問 | 5問 |
解答方法 | マークシート方式 (4肢択一) | 記述式 |
試験時間 | 1時間45分(実技含む) | - |
合格基準 | 各科目40%以上かつ 全体で60%以上 | 60%以上 |
乙6の試験は、筆記試験と実技試験の2つで構成されています。試験時間は合わせて1時間45分です。筆記試験は4つの選択肢から正解を1つ選ぶマークシート方式になります。

筆記試験の科目と問題数はこちら。
【乙6の筆記試験】
試験科目 | 問題数 |
---|---|
消防関係法令 | 共通部分:6問 第6類に関する部分:4問 |
基礎的知識 | 機械に関する部分:5問 |
消防用設備等の 構造・機能・整備 | 機械に関する部分:9問 規格に関する部分:6問 |
合計 | 30問 |
実技試験は、写真やイラスト、図面などによる出題に対して、記述式で解答します。
【乙6の実技試験】
試験科目 | 問題数 |
---|---|
鑑別等 | 5問 |
なお、筆記試験と実技試験の間に休憩はなく、通しで受験します。筆記試験は各科目ごとに40%以上かつ全体で60%以上、実技試験は60%以上の正答率が合格基準になります。
乙6合格に必要な勉強時間

次に、乙6の勉強時間について解説します。消防設備士試験に関する記事を投稿する3つのサイト情報を比較してみました。
【乙6の学習期間】
SAT | 工事士.com | ビルメイツ |
---|---|---|
1か月~3か月以上 | 2か月 | 1週間~3か月 |
「SAT」は、現場・技術系資格を専門に扱うEラーニングサイトです。乙6の合格に必要な勉強時間の目安として「1日2時間以上の勉強を1か月~3か月以上」と紹介しています。
電気工事士の求人・転職情報サイト「工事士.com」では、乙6の勉強時間の目安を2か月間と例示。1日の勉強時間の言及はありません。
「ビルメイツ」は、株式会社WAVE1(ウェーブワン)が運営する消防設備士による消防設備士のためのメディア。乙6に合格した32名の方へ勉強期間のアンケートを取った結果、1~2週間と答えた方が最多だったと紹介しています。
<乙6合格のためにどの位勉強したか?>
1~2週間:43.8%
1か月:28.1%
2か月:15.6%
3か月:12.5%
出典:ビルメイツ

実に合格者の7割が1か月以内の勉強で合格している結果となりました。
なお、32名の勉強時間についての言及はありませんが、ビルメイツの筆者自身は「平日2時間」「休日4時間」勉強して1か月で合格したと紹介されています。
筆者は1か月で乙6合格

ここまで、消防設備士の情報を扱う3サイトが紹介する勉強時間を解説しました。では「自分はどうだったのか」というと、私が乙6に合格した際の学習期間はおよそ1か月です。

試験日が令和6年6月9日で、試験勉強を始めたのは4月末でした。
勉強時間について、始めた当初は平日30分~1時間程度、休日に1~2時間といったところでした。試験日の2週間前くらいからペースを上げて、平日2時間、休日に3~4時間といった感じです。最終的にはテキストを3回転(模擬試験も3回)こなしました。
結果として「一発合格」できましたが、筆記試験の「基礎的知識(機械に関する部分)」と実技試験(鑑別等)は合格基準ギリギリ。文系出身なので、数学の要素が色濃い「基礎的知識」には苦手意識がありました。また実技試験(鑑別)対策には、もう少し時間をかけたかったというのが本音です。

上記の経験から、初学者は少なくとも1か月以上の勉強期間を設けたほうが良いと感じました。数学が苦手な方や現場経験がほとんどない方は、2~3か月かけてみっちり学習することをおすすめします。
\消防設備士乙6の受験対策ならJTEX/

まとめ
以上、消防設備士6類(乙6)の勉強時間について解説しました。乙6の合格に必要な勉強時間には個人差があります。初学者や数学が苦手な方、現場経験のない方は、少なくとも1か月以上の学習期間を確保しましょう。
別の記事で、乙6に一発合格した勉強方法を紹介しているので、気になる方はこちらもどうぞ。